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追憶の紋章 【18】 森の賢者 -10-

Category : 追憶の紋章【18】
- すごい、変身魔法?
- まあ、そんなものです。

猫に変身したアズサに驚いて、私がそう聞いたとき。
アズサが一瞬言いよどんだ理由が、今になってわかった。
まあ変身魔法には違いないけど…。

…そんな感じで私たちは森の中に住む間、ノドカからいろいろ話を聞くことが出来た。
ノドカからムギがどうして「永劫を生きる魔法使い」になったのか。
その理由も教えてもらった。ムギの過去の話を聞き終えると、ミオは静かに泣き始めた。
守りたいと想い、祈りを捧げた相手から剣で胸を刺され命を落しそうになった。
そんなひどい目にあったムギの事を思うと、ミオには悲しくて仕方ないようだった。

「ひどいよ、ムギは、ムギは…」
それだけ言うとミオは黙って私の胸にすがりつき、顔をうずめてそのまま泣き続けた。
泣き続けるミオの背中を優しくさすりながらも。
私はムギも悲しいが呪いをかけられた騎士も辛かったのではないか、とそう思っていた。
ドラゴンと戦った騎士も、祈りの乙女の元に戻りたかったはずなのに…。

「でも、もうドラゴンの呪いも解かれたわ」
ノドカが私たちに王家の秘宝である「青い輝石」のことも教えてくれた。
青い石の事をすっかり忘れていた私は、話が出た瞬間「あ!」と叫んでしまった。
思えばユイに、いやアズサに預けたまま、すっかり忘れていた。
だがもうそれは正統な持ち主に返されたのだと聞いて、私はホッとする。
確かにノドカから聞いた話が本当なら。
あれは百五十年前に、ムギに返されていたはずの物なのだから…。

試しにミオが呪文を唱えてみても、彼女の手には何も現れなかった。

***

いつしか私とミオはノドカに頼まれた雑事を終えた後。
ノドカを含む三人で、ティータイムを楽しむようになっていた。
「お疲れ様」と言いながら、ノドカが出してくれる紅茶とお菓子はとても美味しい。
ノドカといろいろ話す機会増える中。
私は王女が居なくなった後の王国の様子も、彼女から教えてもらった。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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