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追憶の紋章 【18】 森の賢者 -02-

Category : 追憶の紋章【18】
彼女を私の住む木の家に招き、お茶とお菓子を出してあげる。

「それでここにモグ人間が来たの?モグ」
お菓子を食べながら、ユイは自分で思い出すことを放棄したのか、私にそう聞いてきた。
「貴女がここに来るように二人に言ったんでしょう」
「へ?そだっけ?」
「そうよ」
リツとミオという女の子二人が、貴女が書いた手紙を持っていたわ。
私は引き出しから、ユイが書いた手紙を取り出して持ってくる。

私から手紙を受け取ると、ユイはハッとした表情になった。
「リ…ツ、ミ…あー、思い出した!!」
「それは良かったこと」
そう言って、私は少しお茶を飲んだ。
「そ、そういえば。リッちゃんたち、ちゃんとここに来たんだね」
そ、それで、その後どうなったの?
お菓子もお茶も一旦忘れてしまったかのように、勢いこんで私にそう聞いてくるユイ。
「それを聞くのが、だーいぶ遅いわね」

もう五年も前の話よ、それ。

「あれ、そんなに?」
なんだか昨日の事みたいな気がするよ。
ユイは少しぼんやりとした顔をしながら、首をちょっと傾げる。

「はいはい。まあ、ユイのそれはいつものことだってわかってるけど」
「あー、二人は元気かな?お城の兵士さんとかに捕まってないよね?」
「もちろん。二人はちゃんと無事よ。滅多にない貴女からの頼みですもの。…とゆうか」
貴女はどうせ私の処に二人を送った後は安心して、こっちの方は完全に忘れちゃうだろうと思ってたからね。
「アフターフォローはばっちりしておいたわよ」
「さっすがノドカちゃん!」
「まあリツにはユイがお世話になったようだし」
「私だけじゃなくて、アズにゃんもだよー」
「そうなの。…ユイ、どうやら思い出してきたみたいね」

ユイに言われた通り、二人はこの『迷いの森』に入ってきた。
私は二人の前に、先程ユイの前に現れた時同様、風に乗って姿を現した。
なぜここに入ってきたか問い質した処で、ユイの手紙を森の木々たちから受け取った。
「この森にノコノコ入ってくる人間なんて、随分久しぶりだったから驚いたわ」
「あはは、ここはエルフの神聖な土地だものね」
「まあね」
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