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風邪とライブと昔の君 【前編】- 08 -

Category : SS( 風邪とライブと… 【前編】 )
「ねえ、律は大丈夫なの?」
「彼は風邪でも引いてたの?もしくは何か他の病気で…」
保健室の前に集まったファンの女の子達に、ドア近くにいた平沢君と琴吹君は質問責めにあっていた。

「大丈夫でーす!律君は大したことありませんからー」
「今は安静にさせておいてください。大丈夫、僕達ちゃんと見てますから」
二人はそう言って、ファンの女の子たちを保健室から遠ざけようとしていた。
女の子たちは納得いかない様子ながらも、二人にそういわれて渋々保健室を後にしていく。

私は少し離れた場所から、保健室前の様子をずっと見ていた。
私もあの女の子たち同様、彼が心配だったし何よりも直接に会って謝りたかった。
多分だけど、私のせいで雨に濡れて風邪を引いてしまい、そのせいでライブ終了後に倒れてしまったのだと思うから…。

それでも相変わらず臆病な私は、なかなか足が前に出ようとしなかった。
今行ってもきっと平沢君たちに止められるだろうし。
それに大事なライブ前に風邪を引く原因を作ってしまった私に、彼はもしかして怒ってるかもしれないし…。でもこのまま彼の事を放っておいて、帰る気になんて到底なれない。
どうしよう…。

「おい、ちょっと」
「へ?…あ、は、はい!?」
どうしようかと悶々と悩んでいた私は、急に後ろから声を掛けられて驚いた。
慌てて後ろを振り返ると、そこには肩に楽器を背負った男子が一人が立っていた。
て、あれ、よく見てみるとこの人さっきライブに出てた…。
「えーと、おたく…」
「は、はい、あの、その…」
急に三年生の先輩に声を掛けられて、私は少し焦ってしまう。
「いや、ちょっと落ち着いて。あんた、秋山さん?」
「へ?あ、はい。そう、ですけど…」
急に名前を聞かれて私は驚いた。なぜ、この人は私を知っているだろう…?

「ちょうど良かった。あんたを探してたんだ」
「え?」
探してた?私を?
「律の奴、ライブでぶっ倒れた後、今は保健室で寝てるんだけどさ」
「…」
ええ、それはよく知っていますけど…。
「秋山さん、あんたちょっと律の様子を見てきてくれよ」
「え!?あ、あの私が、ですか?」
な、なぜ私がこの人、多分軽音部の先輩からそんな事を頼まれるんだろう?
急なことに何がなんだかわからなくて、内心私は軽くパニックになっていた。
それに今行っても平沢君たちに、絶対安静と言われて断られると思うんだけど…。
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ジャンル : 小説・文学

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