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追憶の紋章 【16】 過去との決別 -02-

Category : 追憶の紋章【16】
「あずにゃん、ちょっと休憩しようか」
馬の背に乗り、ゆっくりと緩やかな山道を抜けた後。
小さな町に入った私たちは、町の中にあるこじんまりとした食堂に入り、しばしお茶を楽しむ事にした。ずっと馬に乗っていたから、ユイさんもさすがに疲れたのかもしれない。
さっきまでは猫の姿だった私も、今は人の身に変わり紅茶を飲んでいた。

「ふー。よし、一息吐いたしさっきの続きしようかー」
「大丈夫ですか、ユイさん。疲れてません?」
「ぜーんぜん。お茶とお菓子食べたら回復したよー」
「ならいいんですけど…」
「えーと、…どこまで話したっけ?」
「ちょっと不思議な力を持った頭の良い女の子が、お爺さんと若い騎士に出会ったとこまでですよ」
「あー、そうだっけ。えーと、その後はと…」
「頑張って思い出して下さい」
普段から人並みはずれて忘れっぽいこの人だ。
もしや忘れちゃってないかと心配になったけれど、幸いユイさんは今回はしっかり覚えていた。

「そうそう。で、それからね…」
ユイさんは楽しそうに、また話を続けていく。

***

…彼女の運命を大きく変えた、老いた魔法使いと若き騎士。
その二人に出会ってしばらくしてから、突然それは起こりました。
彼女の両親が治める公国と、隣接する商業都市。
二つの領地を分ける国境付近の山に、突如ドラゴンが現れたのです。

ドラゴンが近隣の街を襲っている。
その事実は、またたくまに彼女の居る神学校にも届きました。
最初は慌てた公国と都市の代表者たちも、すぐに冷静さを取り戻し合同のドラゴン討伐隊を結成しました。ドラゴンの被害が増えるにつれて、他の領地を管理する諸侯もこぞって参戦を申し出てくれました。

以前から北や東に遅れを取り、なかなかまとまりを見せなかった南の地方でしたが。
皮肉にもドラゴンの襲撃によって、まとまりを見せ始めたのです。
黒髪の若い騎士も、当然の如く「討伐隊に参加する」と彼女に言いました。

「大丈夫、必ず無事に帰ってくるよ」
彼の身を心配する彼女に笑ってそう言って、彼は意気揚々と行ってしまったのです。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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