スポンサーサイト

Category : スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

日記+リハビリ続きます。

Category : SS( リラクマ 【3】 )
ちと今は仕事が忙しく、まとまってSSが書けないす。トホホ
なのでちょっとした隙間にリラクマ状態になり、溢れる妄…アイデアを書き留めてます。
で、律ちゃんボーイのリハビリSSですが。
疎遠になっていた中学時代のお話もいいかなー、とか思って書いてみました。
良ければ下記からどんぞ。

***

「澪ちゃん、よかったら一緒に試合見に行かない?」
放課後、急に友人がそう言って私を誘ってきた。
今日はうちの体育館で、バスケ部が他校と練習試合するんだってー。
楽しそうにそう言った友人の言葉に、私は内心ドキッと一つ心臓を鳴らした。

「ほら、前に言ってた三年生のK先輩を…ね」
少し頬を紅く染めた彼女は、最後の方を少しぼかした言い方をしながら、両手を合わせてお願いしてくる。彼女がバスケ部の一年先輩に片思い中なのは、前から私は知っている。
「うん、いいよ」
内心の僅かな動揺を隠しながら、私はあっさりと承諾した。

***

体育館に入る前から大きな歓声や、ボールが床に響く音が私の耳に入ってきた。
すでに試合は始まっており、私たちが来た時はすでに結構な人が見に来ていた。

「あー、ちょっと出遅れたかな」
友人は少し焦ったようにそう言った。
「うちのバスケ部、人気あるもんねー」
特に女子に、とわざわざ彼女が最後に付け足した通り、体育館の観客席の大半が女子生徒で埋められている。
「見れるトコ、まだあるかな?」
「どうかな…」
二人で少し体育館の中を見渡す。
端の方にまだ空いているスペースを見つけた私たちは、すぐにそちらに移動した。

「あ、うちの方が勝ってるみたい」
「ほんとだ」
上からコートを見渡した私は、中央に置いてあるスコアボードを見てみる。
確かにうちの学校が少しだけリードしていた。
「まあ、まだわかんな…あ、居た!出てる、出てるよ先輩!」
片思いの先輩が試合に出ているのを見て、友人が興奮したように声を上げる。

「あ、先輩ボール取った!シュー、とじゃない、あー…取られたー。うー、先輩ドンマイ!」
「あはは、実況中継はいらないって」
先輩の動きを目で追ってわざわざ口に出す彼女に、私は少し笑ってしまった。
「ごめーん、ついつい熱が入っちゃっ…あ」
「いいけど、…ん、どうしたの?」
話の途中で急に視線をまたコートの方に向けた彼女に、私もつられてそちらを見た。
「選手交代みたいだね…あ、あれ田井中君だね」
彼女から彼の名前が出て、またもや私の心臓が一つ大きく上下する。
「へー、田井中君まだ二年生なのにもう試合に出てるんだ」
友人は感心したようにそう言ったのも無理はない。

うちの中学のバスケ部はけっこう強くて、今まで全国大会にも何度か出た事があると私は聞いた事があった。なのでそれなりにレベルが高い部だから、試合に出られる選手は当然熾烈なレギュラー争いの中から選ばれた人たちということ。
よく見てみると今日の試合に出ているのは、彼を除いてほとんど三年生ばかり。
一、二年生が試合に出る事は滅多にない中、彼は一年生の時から試合に出場していた。

「あ、シュート決めちゃった!やるじゃん、田井中君」
「…うん」
彼は昔から運動神経抜群だった。
跳び箱でも、縄跳びでも。クラスで誰よりも一番早く高く飛んでいた。
かけっこだって早い。私が他の男の子にからかわれてたりしたら、本当に飛ぶような勢いで走って助けに来てくれた…。

「……なんだよねー、澪ちゃん、そう思わない?」
「…あ、え?ご、ごめん、何?」
いけない。ついつい昔の記憶に意識が飛んでいっちゃってた。
私は慌てて彼女の話に耳を傾ける。
「だからー、K先輩って結構人気あるんだよね、だから…」
友人のK先輩への熱い想いを聞きながらも。
私の視線はコートの中を楽しそうに走り回る彼の姿に釘付けだった。

「やっぱりここは勇気出して頑張ってみるべ…あ、田井中君がまた決めた。すごいね」
「う、うん…」
彼がシュートを決めた途端、湧き上がる歓声と女子の声援。
「こうみると田井中君も格好いいよね。女子に人気あるのもわかるなー」
「…そうなんだ」
友人そう言われると、今この体育館に居る女子たちの視線全てが、彼に向けられているような気がしてくる。

「まあ、うちのバスケ部は女子の人気高いじゃん。私も入れてさ」
「…」
「でも私は先輩一筋ー♪…て、えー、先輩交代しちゃうのー!」
他の選手と交代して、コートの外へ出た片思いの先輩を彼女は残念そうに見詰めている。
「…どうする、もう見るの止める?」
「まー、せっかく来たから試合は見ていくよ。気になるし」
「うん」
私はどっちでもいいよ、といった態度出しながらも、内心では彼女がまだ残る気でいてくれてほっとした。私はもう少し、彼を見ていたかった。
コートの中を生き生きと駆け回る「りっちゃん」をもう少しだけでいいから…。

律、行けー!
田井中君、ファイトー!

白熱する試合の中。
私は彼を目で追いながらも、耳では彼の名前を呼びながら、大きな声援を送る女の子達の声を聞いていた。
「おー、田井中君への声援も多いね」
私たちからは少し離れた場所で応援する彼女たちを見て、友人は少しばかり冷やかしも入った口調でそう言った。

私はとてもじゃないけど、あんな大きな声で応援するなんて出来ない…。
彼を見て嬉しそうに応援している女の子達を見て、私は少し落ち込んだ気分になってしまう。
私も本当は彼に声援を送りたいと思ってるから。
もちろん「りっちゃん」は私の応援なんかなくても大丈夫なんだろうけど…。

***

結局試合はうちの学校が勝利を収めた。
試合後コートの中に数人の女の子たちが入っていき、今日の勝利に満足そうなバスケ部の男子たちと話をしているのが見えた。
田井中君もさっき応援をしてくれていた女の子たちと、楽しそうに話している。
「…もう行こうよ」
私は友人にそう言うと「うん、そうだね」と彼女もあっさり同意した。

「少しだけど先輩も見れたし、まあ今日のところは満足したかな」
「それなら良かった」
「うん。でもやっぱり見てるだけってのもなぁ、つまんないよ。あー、やっぱなんか行動を起こさないと駄目だよねー」
そうだね、と私は無難に彼女に返答しながらも。
でもそれは私自身のことでもあるよね、と内心で呟いていた。
「行動、か…」
「ん、何か言った、澪ちゃん?」
「あ、べ、別に何でも」
つい口に出してしまった言葉に、大したことじゃないよと友人に笑ってそう言いながら。

きっと臆病な私は何か行動を起こすなんて真似、出来ないだろうな…。

私は内心でそう思うと、深い溜息を一つ吐いた。

end


ほとんど二人の接点のなかった中学時代のお話。
でも互いに意識して、気付かない処で相手を見てたり…したら萌えるなと思って。
ちなみにこの時の律ちゃんはというと…。

試合に出てすぐに調子よくバンバンシュートを決めていた田井中君。
ふと観客席の方を見ると、そこには絶賛片思い中の自分の幼馴染の姿を発見!
おー!と興奮気味に内心で叫んだ後「いいトコ見せるぜ!」とはりきった途端。
味方のパスを受け損なって、あえなく顔面キャッチを披露。
…みたいなベタな失敗をしたりします。
もちろんちゃんと「いいトコ」も見せてますけどw

律ちゃんは澪ちゃんの前では「ヘタレ」で情けない処を出してしまったりもしますが。
他の女の子たちの前ではそんな事もなく(何とも思ってないから)、気配りできる明るい性格+運動神経抜群な処が人気で結構モテてます。
但し、律ちゃんは他の女の子からの好意のアプローチに、ほとんど気付いていません。
鈍いからとかじゃなくて、女の子は澪ちゃん以外に目がいってないからー。

電車の移動中とかボーとしてる時に、ぽこっとこのお話を思いつきました。
後は仕事の合間に_〆ヾ( ̄(エ) ̄ カキカキ・・・こんなんでOK?

でもいいや、リハビリ、リハビリ。テヘヘッ(*゚ー゚)> オヤクソクノコトバ。

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

Comment

非公開コメント

プロフィール

書き人知らず知らず

Author:書き人知らず知らず
ようこそお越しいただきました。
こちらはけいおん二次創作SSサイトです。

ジャンルは『けいおん!』律澪
律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

百合的要素を含みますので嫌いな方や都合の悪い方は見ないことをお勧めします。

当サイトはリンクフリーですのでリンクをしていただけると嬉しいです。相互リンクもよろしければ大希望です。

当サイトはまんがタイムきらら原作、アニメ「けいおん!」中心の非公式サイトです。
原作者様、出版会社様、制作会社様とは一切関係ありません。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
けいおん時計
リンク
ランキング

FC2Blog Ranking

RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。