スポンサーサイト

Category : スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

追憶の紋章 【14】 魔法使いとの別れ -07-

Category : 追憶の紋章【14】
「むかーし、私と同じ魔法使いのお師匠さんと出会って、そのまま弟子になっちゃったんだよ」
「ユイ、この間私が捕まって居た時は知らないって…」
「忘れてたんだー」
ムギちゃんが後で、教えてくれたんだよ。
「姉妹弟子を忘れてやるなよ…」
暢気な口調でそう言うユイに、私は少々呆れた。

王都に戻って祝宴が開かれていた日。
ユイより先に部屋に戻ったアズサは、実はムギから連絡を受け取っていたのだそうだ。
「私も随分久しぶりにお会いしましたけど。姉弟子を忘れちゃ駄目でしょ、ユイさん」
「えへへ。とにかくムギちゃんが百五十年…くらいかな?ぶりにあのお城に魔法騎士として入っていたのは、それなりの理由があるんだよ」
「理由?」
「あ、ムギさんからその理由を聞くの忘れてた」
アズサが「うっかりしてました」と言って、少し残念そうな顔をする。

「あー、それなら後で私が教えてあげるよ、アズにゃん」
「あれ、ユイさん、昔ムギさんから聞いた話を思い出したんですか?」
「うん、今はばっちり思い出したよー」
「それは良かったです。私に話すまでは頑張って覚えていてくださいよ」
「りょうかーい」
いまいち信用できないけど、と少し疑いの目でみる助手に「大丈夫…だと思うよ!」といまいち頼りない返答をする魔法使い。

「リツさんたちを助けに来てくれた、あの騎士や兵士を集めてくれたのは、ムギさんなんです」
「あのお爺ちゃんはえーと、伯爵さんだっけ?あの人もあの時、ムギちゃんから連絡を貰って来たんだよ」
「え?」
二人から話を聞いて、私はまた驚いてしまった。
だからあんなタイミングよく皆が、それに伯爵まで来て助けてくれたのか…。

「後のことは私にまかせて二人のことよろしくね、てお願いされてますから、私たち」
「そうだったの…」
ミオも私と同じように驚いた顔をしている。
「だからムギちゃんにまかせておけば問題ないよ」
ニコニコと笑ってそう言うユイを見てると、私もなんだか少しだけ安心してきた。
「ならいいんだけど…」
私は少し安心したけれど、ミオはまだ少し心配そうだった。

「王女様…いえ、ミオさんはまだ何か思い残すことでもあるんですか?」
憂い顔のミオに、アズサがそう聞いてきた。
「いえ、ただ。…弟の事が心配で」
「弟さん…」
「あー、あの小さい王太子殿下だね」
祝宴で見た時の事を思い出したのか、ユイはポンと手を打った。
関連記事

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

Comment

非公開コメント

プロフィール

書き人知らず知らず

Author:書き人知らず知らず
ようこそお越しいただきました。
こちらはけいおん二次創作SSサイトです。

ジャンルは『けいおん!』律澪
律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

百合的要素を含みますので嫌いな方や都合の悪い方は見ないことをお勧めします。

当サイトはリンクフリーですのでリンクをしていただけると嬉しいです。相互リンクもよろしければ大希望です。

当サイトはまんがタイムきらら原作、アニメ「けいおん!」中心の非公式サイトです。
原作者様、出版会社様、制作会社様とは一切関係ありません。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
けいおん時計
リンク
ランキング

FC2Blog Ranking

RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。