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スカイハイ【Last】 - 07 -

Category : スカイハイ【Last】
その後、写真は何とか無事回収する事が出来たのですが。
(かなり大変だったらしいけど。にしてもさわちゃん、どうやって回収したんだろ?)
私と澪はこってりとさわちゃんにお説教され、あげくに社内恋愛に関する社則の項目を何度も復唱させられた。

「どうせ律さんのせいでしょ。澪さんは災難でしたね」
溜息混じりの梓の言葉に、私は少しも言い返せなかった。
「駄目だよー、りっちゃん。もっと上手にしなくちゃ」
何をだよ、唯。お前だってなぁ。

「でも良く撮れてるわねー、これ」
さわちゃんがあらゆるツテ?を辿って回収した写真を、ムギは妙に楽しそうに見ている。
いやムギさん、捨てて、それ捨てて。
いやー、それにしてもうちのバンドてば、それなりに有名になってたのね。
スクープで狙われてたなんて。

「ま、これも有名人の宿命かなぁ。なぁ、澪」
「何か言いました、田井中さん」
「…い、いえ。なんでもありません。秋山マネージャー」
目が、澪の目が怖い。ああ、まだ怒ってる?
いや、まあとにかく今は仕事中だ。ライブ直前!気合い入ります。
今日は野外ライブ。他のバンドも集まっている。

「さ、そろそろいくわよ、準備は大丈夫?」
楽屋にさわちゃんがやってきた。私たちの順番が来たようだ。
「よーし、じゃあ、今日もみんなはりきっていきましょかー」
「「「おー!」」」
「みんな、頑張って」
ステージへと向かう私たちに、澪がいつも通り声をかける。
「いってきます、み、いや秋山さん」
気軽に名前を呼ぼうとした私に、ギラリと光る澪の視線。
はいはい、わかってます。

「今日は走りすぎないようにね、田井中さん」
へいへーい、と軽く答えた後、私は澪に背を向け、ステージへと向かおうとして一瞬立ち止まる。
「り、じゃない田井中さん、どうした?」
急に足を止めた私に、澪は少し不思議そうに声を掛けてきた。
「…待っててくれる、澪?」
ステージへと向かう仲間たちの背中を見ながら、私は彼女にそう聞いてみる。

ちょっと飛んでくるから、でもまた戻ってくるから。君の所に。

そんな想いを心に浮かべながら。

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ジャンル : 小説・文学

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