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スカイハイ【14】 - 11 -

Category : スカイハイ【14】
皆が屋上から出て行くのを横目に、なんとなく取り残された感のある私と澪。
二人の間に微妙な静けさが漂ってます。はい。

「あー、澪。私たちも戻ろうか」
背中に冷や汗掻きつつ、この場を早く逃げたい気分でそう言ってみる。
しかし澪は顔を俯かせたまま、じっと無言で立ったままだ。…怖い。

「み、澪さん」
再度私が呼びかけると、澪はパッと顔を上げた。
「田井中さん」
そのままにっこりと笑いながら、私の名前ではなく苗字を口にする。
「え?あ、はい?」
あ、あの、なぜ名前じゃなくて苗字なんですか、秋山さん。
「これからは新マネージャーとして、仕事も私生活もしーーーーーっかり監視させて頂きますから、そのつもりでよろしくお願いしますね」
そう言った澪の顔は笑っているんだけど、なんだかものすごく怖い。

「は、は、はぃぃぃ」
「さわ子先輩からも再三言われてるんですけど、バンドにとって今が大事な時期ですからね」
変な噂立てられたりしないように、イメージが悪くないようにしないと…。
いまだ呆然と立ちすくむ私に置いて、澪はブツブツと何か呟きながらドアを方へと向かう。
「み、澪」
「さっさと行きますよ」
私の方を振り返りもせずに、さっさと歩きだす澪。
その背中には怒りのオーラが見えなくもないというか。

「いやいや、澪さん。さ、さっきのは誤解だよ」
そりゃ、ちょっとは飲んでたりしたけど、でも仕事は真面目にしてるし、それにさ。
いやそりゃ悪かったかもしんない。いや、悪いですね。すいません。
でもでもですね、私は澪にフラれたと思っていたし、だからもう無理だと思ってた訳で。
それでその…あの、聞いてます?
必死に延々と言い訳?する私。

「澪、あの、ごめんていうか、いや」
さっきまでスタスタと姿勢よろしく歩いていた澪が、不意に足を止めた。
「律の…バカ」
そのまま振り向きもせずにポツリとそう言うと、澪はまたスタスタと歩きだした。

あー、なんだか久々に聞いたなぁ、それ。
私は妙な懐かしさを感じ、なぜかちょっと嬉しい気持ちになっている間にも、澪はどんどん歩いて行ってしまう。
「あ、澪。ちょっと待って。謝ります、これから真面目になります、だからちょっと話を…」

ああ、これからはまた澪とずっと一緒にいれるんだ!

どうやったら澪の機嫌を直せるか、それをひたすら考えながらも。
私はこれからの生活を考えるとどうにも踊り出したくなるよう気持ちを必死に抑えながら、慌てて未来のマネージャーの後ろ姿を追いかけた。

To be continued…

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ジャンル : 小説・文学

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