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スカイハイ【14】 - 08 -

Category : スカイハイ【14】
「え?な、なんで?」
「だって、…は、恥ずかしいよ」
もじもじとした様子で、そんな事を言う澪しゃんに私はもう「もえもえきゅーん」です。
マジ心射抜かれましたー、て感じ。

「あはは。だいぶしっかりしてきたかと思ったけど。やっぱ澪は変わってないなー」
「う、うるさいな。それに他にもいろいろ…」
「なんだよ、他って」
「だって、もう二年もたつし、いきなり来たら迷惑かな、て。それに律に、その…」
「ん?何?」
「律モテるから、他にもういい人がいるかもしれないし、だから…」
きゃー、澪しゃん。そんな心配を。もう、りっちゃんマジやばいよ。

「何言ってんだよ、澪。さっきも言ったろ、ずっと好きだった、て」
澪の事は忘れた事なんてないよ。
私はありったけのイケメンボイスでそう言った。別にそれは嘘じゃないしね!
…でも東京に来てからの私生活に関しては、ちょっと黙っていよう。

「律…」
私の言葉に瞳を潤ませながら、嬉しそうな様子を見せる澪を見ていると、もうまずい。
「澪」
囁くように彼女の名前を呼びながら、さり気なく近づくとそっと彼女の肩に手を触れた。
「り、律」
「澪、好きだよ…」
何度言っても言い足りない。だから私はまた彼女に自分自身の嘘偽りのない気持ちを伝えながら、静かに彼女に近づいてそのまま…。

「はいはい、ストップー、そこまでよ!!」

あともう少しという処で思いもよらない静止の声に、私と澪は思わずパッと体を離してしまった。
ああ、あともうちょっとだったのに!

「二人とも、当社は原則社内恋愛は禁止よ」
そう言いながら黄門様の印籠よろしく、社則が書かれた手帳をかざすさわちゃん。
「え、あ、あの、す、すいません!」
「えー、そんな固い事言わないでよ、さわちゃん」
突然の上司の出現に慌てて頭を下げる澪と、良い処で邪魔されてちょっと不機嫌な私。

「黙りなさい、律ちゃん。入社初日の新入社員をさっそく毒牙にかけようとするなんて、労働基準局が許しても、私が許さないわよ」
「毒牙、て…」
誤解だよ、さわちゃん。
「あのさ、さわちゃん、私と澪は」
「さわちゃん。あのね、入社初日とかじゃなくて、彼女はもうとっくの昔に律ちゃんの毒牙を受けてて…」
もしかして助け船を出してくれているつもりかもしれないが、唯のそれは完全に泥船だ。

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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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いい言葉ですね。

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