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スカイハイ【14】 - 07 -

Category : スカイハイ【14】
「澪」
ただただ、君の本当の気持ちを聞きたい。

最後の審判を待つような気持ちで、私は澪の答えを待った。
待つ時間は本当に僅かなものだったが、私にはものすごく長く感じられた。
しばらくして後ろから抱きしめてる私の両腕に手を触れて、ほどくように促がされる。
私が一旦腕を力を緩めると、彼女は静かに体を私の正面に向ける。
目が合うと、澪の瞳が潤んでいるのがわかった。

「律」
ほんの少しだけ震える声で私の名前を呼ぶと、澪はそのまま私の肩口に顔をうずめた。
「み、澪しゃん」
彼女の突然の行為に私は少々動揺してしまったが、しかし澪の肩が少し震えているのに気付くとすぐに冷静さを取り戻して、彼女の背中を優しく撫でた。

会いたかった。

それはどうにか聞こえるくらいの、本当に小さな小さな声だったけど。
「み、澪」
私にははっきりと聞こえた。
「…律にもう一度、会いたかった」
ものすごく恥ずかしいそうにではあったけれど、もう一度そう言ってくれた。

澪の耳が真っ赤に染まっている。
昔よりずっとたくましくなって、自分で自分の事を決められるようになって、すごく変わったように見えたけれど。ああ、こんな恥ずかしがり屋なトコは、昔とちっとも変わってないなー。
そう思うと、なんだか嬉しくなる私。

「澪、ありがとう。会いに来てくれてありがとう」
本当はまだ好きなのに、好きで好きでしょうがなかったのに、私はすっかりあきらめて。
自棄になって、私生活に関してはすっかり自堕落な生活に落ちていたのに。
澪は、澪はそうじゃなかったんだ。ずっと、ずっと…。
「ありがとう、澪。好きだよ、本当に好きだ!」
「きゃ!ちょっ、ちょっと律」
もう感極まったというか、なんというか。私はギュッと彼女を抱きしめると、ひたすら馬鹿みたいに私は感謝の言葉と、好きだを連発した。だって今この状況で他に何を言えばいい?

散々喜びを爆発させた私は、少し落ちつくとずっと彼女を抱きしめていた腕を離した。
「にしてもさー、もう早く言ってくれればいいのにー。澪しゃん、てば」
ようやく元の調子が戻って来たのか、いたずら心が湧いてきて、ちょっぴりからかうようにそう言ってみる
「そんな…。い、言えないよ」
私の腕からようやく解放された澪は、また少し頬を紅く染めたままだ。

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ジャンル : 小説・文学

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律澪はジャスティス。
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