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スカイハイ【14】 - 03 -

Category : スカイハイ【14】
「私が勝手にここに来ただけだから、律が別に気にする事無い」
そこまで言うと、澪はふっと私から顔を背けた。
「…ま、ていうか。律はそんな別に気になんてならないだろうね」
「え?」
「もうあれから二年たってるしさ。ほら、バンドも結構有名になってきたしね」
澪は私と視線を合わす事無く、どこか独り言のように話を続ける。

「やっぱり律はバンドしている時が一番輝いている感じがするよ、うん」
あ、前に雑誌に載ったでしょ。和が教えてくれたんだ。
地元でもファンの子、多いんだ。大学でも結構聞かれた事あるんだ。
もしかして、知り合いなのーとか?それに…。
「お、おい、澪…」
なんだか一人でどんどん話を進める澪に、私はどうすればいいのかわからない。

「とにかく。その、なんだ。つまり昔の事はもう置いといて。忘れてくれてもいいからさ。その、律のしたいようにすればいいからさ、うん」
「…なんだよ、その自己完結」
澪が何を言いたいのか、私にはさっぱりわからない。
「なんだ、て言われても。その…つまり迷惑だったかな、て思って」
「は?」
迷惑?いえ、今の私は困惑しかしてないんですけど。

「だって、その、嫌じゃないかなと思って」
「何が?」
「だから、そのも、も、も」
「も?」
「も、元カノ…て言っていいかわかんないけど。うぬぼれかもしんないけど。とにかくそんなのが会社に居たら、その律も具合悪いかなぁ、て」
元カノ。そうか、確かに澪は私の元カノになるわけだなぁ。そうだなぁ。
元、「元」かぁ。はぁぁぁぁぁ……。

「え、あ、律。ごめん、やっぱり嫌だった?」
思わず大きな溜息を吐いた私を見て、澪が少し焦ったようにそう聞いてきた。
「あ、いや、そうじゃなくて」
なんていうか「元」じゃなくて、「今」がいいなぁ、とか思ってたりですね。
あ、そうか。やっぱりそうなんだな。うん、いやわかってたけどさ。

「律」
「ん?」
「あの、ごめんな」
「なんで、謝るんだよ」
「だって…」
「別に嫌じゃないよ」
ま、ちょっと複雑な気持ちがなくもないけど。

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ジャンル : 小説・文学

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