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スカイハイ【13】 - 08 -

Category : スカイハイ【13】
まったく、なんていうか。
日々こんな桃色の雰囲気を周囲に放っておきながら、なぜバレてないと思えるんだ二人共…。
ムギがうっとりとした様子でおたくらを見ているのにそろそろ気づけよ。
てゆうかムギもさ、あからさまに二人を凝視するのは止めた方がいいぞ。
(一応)バンドのリーダーとして何か言うべきかと少し悩んだ私だが、結局何も言わなかった。

すっかりバンドリーダーとしての職務を放棄?した私の耳に、バーンとドアが開く音が入る。
「みんな、遅くなってごめーん」
待ち人来たり。ようやく我らがマネージャーのご登場。
「遅いよ、さわちゃん」
「ごめん、ごめん。て、いつも遅刻スレスレのりっちゃんに言われたくないわねー」
「ごもっとも」
「みんな、おはよう。待たせてごめんね。ちょっと事務の手続きに時間がかかっちゃってさー」
「いつもお疲れ様です、さわ子さん」
「ありがと、ムギちゃん」
まったくムギちゃんはいきなり文句言ってくるどこかのバンドリーダーとは大違いよねー。
そう言ってくるマネージャーに「へいへい、申し訳ありませんでしたー」とか答える私。

「ところで四人とも昨日はオフを楽しめたかしら?」
さわちゃんがそう聞くと、私たちはそれぞれに満足した様子を見せるかのように軽く頷きあった。
我らがマネージャーは私たちの様子を見て「うん、うん」と満足そうに頷いている。
「それなら良かったわ。今日からまた忙しくなると思うから覚悟しておいてね」
「えー、そうなのー」
「いいじゃないですか、唯さん。お仕事があるのは幸せですよ」
忙しくなると聞いて、途端にぼやき始めた唯を窘めるように梓が口を出す。

「ま、確かに梓の言うとおりだな」
「そうね」
頑張ります、とムギはどこか楽しそうにそう言った。
「ま、そうだけどねー」
「そうそう。頼むわよ、メインヴォーカル。常に喉は大切にしてよ」
さわちゃんが唯の肩を軽く叩きながらそう言うと、「へーい」と軽い返答する、うちのバンドのメインヴォーカリスト。

「それよりさわ子さんの方こそ、大丈夫ですか?」
「え、何が?」
どこか心配そうな様子を見せるムギに、さわ子は不思議そうに聞き返す。
「マネージャーのお仕事、大変なんじゃないですか」
ムギの言うとおり、最近のさわちゃんはいつにも増して忙しそうだ。
私たちは昨日まで久々に休みをもらったわけだけど、さわちゃんは多分そうじゃなかったはずだ。
ここ最近は一つのトコに収まらず、あちこち走り回っている印象しかない。

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ジャンル : 小説・文学

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