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スカイハイ【13】 - 06 -

Category : スカイハイ【13】
「そのへんは頼りにしてます…と言いたい所だけど。本当に大丈夫か?」
「た、たぶんね」
唯の微妙な返答に私は「ああ、きっともうすでに尻にしかれてるんだろうなぁ」なんて内心で思っていたけれど、とにかく唯の気遣いは嬉しかった。
それにしても相変わらず、唯はいつも変なところで勘が鋭いというか。

「おはようございまーす」
ちょうどいい感じで、梓が部屋に入ってきた。
「おはよ、梓」
「おはよー、あずにゃん」
「おはようございます…ていうか律さんが私より先に来てるなんて珍しい」
抱きついてくる唯をさらりと交わした梓は、私の顔を見て不思議そうにしている。

「たまには、な」
「あずにゃん、冷たーい」
「もう、朝からうっとおしいです。それとあずにゃんは止めてくださいてば」
唯の文句に、冷たく言い返す梓。
なんて毎度の朝の光景を繰り広げる二人だが、確かに知らない人が梓の様子を見れば、二人が恋人同士とは思えないかもしれない。

「それにしてもだいぶ暖かくなってきましたね」
梓は荷物を部屋の隅に置くと、すぐに窓の側に来てそう言った。
「それにすごくいい天気で気持ちいいですね」
暖かい日差しを浴びて、梓は気持ちよさそうだった。

「でも律さんがこんな早くに来てるなんて。あ、これは午後から雨か、もしくは雪かも!」
ちょっぴり意地の悪い笑みを浮かべながら、梓はそう言うとからかうように私を見る。
やれやれ、普段何度注意しても遅刻ギリギリに来ていた私への嫌味だろうな、こりゃ。
でもな、梓。
「そうだったら嬉しいけど」
「え?」
「私は雨か雪の方がよっほどいいよ」
こんな快晴の日より、雨の方が私は。

「…律さん?」
私の様子を少しおかしいと思ったのか、梓がこちらに近づいていた。
「あー、あずにゃん。りっちゃんてば珍しく早起きしたせいでまだ寝ぼけててー」
だが唯が梓と私の間を遮るようにしながらそう言うと、梓を強引に座らせる。

「ちょ、ちょっと唯さん」
「ほらほらあずにゃん。そろそろムギちゃんたちも来ると思うし」
梓の気を逸らすように話かける唯。
そんな唯に私は内心申し訳ない気持ちになりながらも、梓の事は高校時代からの親友にまかせることにした。

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ジャンル : 小説・文学

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