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スカイハイ【12】 - 06 -

Category : スカイハイ【12】
「なんで急に私を避けるような…」
それだって澪の答えは大体想像は出来ているけど。
だけど聞かない訳にもいかない。

「律」
「あ、あの、この間の事ならさ。本当に澪が気にする事じゃなくて」
「…」
「確かにバンドも好きだけどさ、私は今の仕事は辞めたくないんだよねー」
ここを逃したら、私なんかがもう正社員なんてなれないしねー。
そう言いながら、私はニシシと軽く笑みを浮かべる。

「それに私は社員になったらさ、ちゃんとお金貯めようと思ってるんだ」
どこか複雑そうな表情を浮かべる澪を無視して、私は一方的に話を続ける。
「それで、そのお金溜まったらもうちょい広い部屋に引っ越そうかと思っててさ」
「…」
「そんで、そしたらその…」
そこまで言って少し私は言い淀んでしまう。

「その、み、澪と一緒に…」
それでも今ここで言わなきゃ、とばかりに私は何とか気持ちを奮い立たせて言葉を紡いでいく。
「澪と一緒に、そのす…」
「律」
あともう少し、と言った処で澪の声が話を止めた。

「私は律をずっと応援しているよ」
「え…?」
「きっと律ならバンドで成功すると思う」
「…澪?」
「律だけじゃなくて平沢さんや琴吹さんも一緒なんだろ」
「…」
「なら絶対有名になるよ、うん」
だって高校の時は、律たちのバンドすごく人気あったんだから。
絶対に絶対に大丈夫だよ。
少し早口になりながら、澪はまくしたてるように話していく。

「律の夢はきっと叶うよ。てゆうかもう一部は叶ってるよね」
「澪、あの私の話を聞いてた?だからバンドは…」
「私は律の事、ずっと応援してる」
「…み、澪」
「行かなきゃ駄目だよ、律。絶対このチャンスを逃したら駄目なんだ」
こうやって久しぶりに二人きりで会っているのに、二人だけで話をしているのに。
話がなぜかまったく通じない、聞こうとしない澪に私は苛立ち始めた。

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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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