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スカイハイ【12】 - 04 -

Category : スカイハイ【12】
- で、りっちゃん。今駅前でストーカー真っ最中なの?
「…駅前で待っていると言って欲しい」
自覚はあるけどさ。でもまだ未遂の範囲ではないかと…。

大学の門前より確実かと思い、今日はこちらにずっと居るのだが。
まだ春には少し遠い今は、日没も早い。
そろそろ太陽も半分くらい西に降りているが、まだ澪がこちらに姿を見せる様子はない。

今日もこのまま会えないのか。
そう思いまた胸に覆うような焦燥感が湧き起こる中、唯が不意に話し出した。

- あのね、りっちゃん。もしかして、だけどね。
「ん?」
- 前に和ちゃんに聞いたんだけど…。

***

太陽もほぼ沈み、辺りはかなり薄暗くなってきていた。
先程まで居た駅前はまだ都会の趣きを残していたが、今私が居るここは完全に山の中といった感じで静かな雰囲気を醸し出している。
私は淡い街灯の下に置かれてある、少し古ぼけたベンチに座り少しだけ目を閉じた。
周囲には私以外誰も居らず、風に揺れる木々の音だけが私の耳に触れる。

しばらくベンチに座っていると、向こうから複数の人の声が聞こえてきた。
すぐに目を開けて声のする方に視線を向ける。日が落ちたせいで視界が悪くなってはいたが、男女数人がこちらに向かって歩いてくるのが何となくわかった。街灯の光が複数の男女の顔を照らすのが見えた途端、私はスッと立ち上がると声を出した。

「澪」
名前を呼ばれた彼女は、ハッとしたように驚いた表情でこちらを見た。
「り、律」
私の名前を口にした後、そのまま固まったように動かなくなった。

「どうしたの、秋山さん?」
「知り合い?」
固い表情を見せる澪に周囲が声をかけてくるが、彼女はどこか曖昧に返答するだけ。
そんな澪の様子を伺ないながらも、私が再度声を掛けようとした時、車のライトが私たちの周囲を包んだ。どうやらバスが来たようだ。
バスは私たちが今居るここ…大学専用のバス停前で止まった。

「律…」
「澪、話があるんだ」
音を立てて開いたドアに、澪と一緒に来た数人の男女が吸い込まれるように乗っていく。

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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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