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スカイハイ【11】 - 07 -

Category : スカイハイ【11】
そう言うと澪は私をギュッと胸の中で抱きしめた。
…こんな状況でなんですが、やっぱ澪しゃん胸大きいなぁー。

「そっか、ライブとか見てくれてたんだ」
内心で澪の豊満な胸を堪能しつつ、声は至って平静のままに私はそう言った。
「私はね、律」
「うん」
「まだまだ律のドラムを叩く所を見たいし、音も聞きたい」
「…」
「それが例え…すぐ側で、なくても」
澪のその声に涙が混じっているのに気がついた私は、ガバッと顔を上げる。

「澪」
「さ、さっきも、言ったけど」
話を続ける澪の表情は無理に笑っていたけれど。
「私はずっと応援するし」
その瞳には涙がどんどん溜まり、今にも落ちそうだった。

「澪、泣かないで。私は行かないから…」
「駄目、だよ」
「澪」
「それ、は駄目だよ、律」
だってこんなチャンスは、滅多に…とぐずりながら話す澪を、私はまた抱きしめた。

「澪がそう言っても私が駄目なんだ。私は一人じゃ…」
「大丈夫だよ、律は一人じゃないよ」
「澪、私は」
「バンドの皆いるじゃないか。四人でいれば頑張れるよ」
「そうだとしても、私は澪と離れたくない」
「駄目だよ、律。私のためなんかで、大事な、選んだら、駄目なんだよ」
涙混じりの声をそれ以上聞きたくなくて、私は言葉を塞ぐように澪にキスをする。
澪は一度ピクリと体を震わせたけど、抵抗する様子はなかった。

少しだけ長いキスを交わした後、私はじっと濡れた彼女の黒い瞳を見つめた。
「澪のためだけじゃない。私がそうしたいんだ。私は」
私は澪に会って変わったんだ。

澪が私を地上に降ろしてくれた。

ふわふわ浮いてばっかりで、何一つ本気にならなかった私を。
本当はただ臆病で、下に降りるのを怖がっていただけの私を、澪が迎えてくれたんだ。
怖くないよ、降りておいで…て。

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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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