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スカイハイ【11】 - 01 -

Category : スカイハイ【11】
予想もしていなかった大きなチャンス。

それが舞い込んできた事による、四人それぞれの心の動揺。
…というか、どちらかといえば高揚感を抑えるべく、しばらく冬空の下で歩きながら話していた私たちだったが、結局数日後に個々で結論を出す事を約束した後別れた。

梓とムギを見送った後、私は唯と二人っきりになった。
それは私が別れ際に、唯に目で「ちょっと話がある」とばかりに合図を送ったから。
「唯、なぜあんなこと言ったんだ?」
「りっちゃん」
二人きりになってすぐに私は、先程ライブハウスの中で浮かんだ疑問を彼女に聞いてみる。

「唯だって梓と同じように、プロを目指す事に決めたんだろう」
なのになぜ、考えさせて欲しいだなんて。せっかくのチャンスなのに。
「あはは。私やあずにゃんはそうかもしれないけど」
「なら、なんで…」
「でもりっちゃんやムギちゃんはそうじゃない」
「…」
「ムギちゃんはお家の問題があるし、りっちゃんは…あの子に話さなきゃ」
ね、と唯は念押しするようにそう言った。

「唯…」
いつも能天気でなんにも考えていないように見えて。
それでいて時々誰よりも鋭く、こんな風に気を回してくる。
「あの子ちゃんと話をしなくちゃ、決めるのはそれからだよ、りっちゃん」
「唯、でも…」
「あの子がまだ何も知らないなら、ちゃんと話してあげないと」
真面目に就職しようとしてたりっちゃんを、こっちに連れて来るきっかけつくったのは私だから。
唯はそう言うと、なんだか泣き笑いのような表情を浮かべた。

「でもなんだかびっくりしちゃったね、りっちゃん」
「うん…」
確かにここ数日でいろいろ起きて、私も驚きの連続ような気がする。
「でも唯の言う通りだったな」
「ん?」
「私たち四人だったらきっといいバンドになるとか言ってたろ」
「そうだねー」
「唯の直感て、たまに怖いくらい当たるよな」
「そうかなー」テヘヘ
「いや、そこは誉めてるわけじゃないだけど…」
それでも唯は思った以上に、私やムギの事を考えてくれている事はよくわかった。
特に唯は私の事情をよく知っている。だからあの時あえて声を上げてくれた事も。

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ジャンル : 小説・文学

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