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スカイハイ【10】 - 08 -

Category : スカイハイ【10】
「そう、それは良かったわ。他のメンバーも同じ気持ちかしら」
そう言って私たち四人を見る彼女の視線が、今の私にはひどく落ち着かなかった。

この四人でバンドをして、デビューする?

それは私だって夢物語的な意味で想像したことは何回かあった。
でもそれが現実になるなんて、到底思っていなかった。あり得ないと。
なのに今、それが現実になりつつある。本当に?

もちろんそれが現実だったら、嬉しくないわけじゃない。もちろんそんな訳ない!
私だってドラムが好きで、バンドが好きで、音楽が大好きだ。嬉しくないわけない、けど。
でも、でもそうしたら…。
「どうやら皆同じ気持ちみたいね、じゃあ」
「あの!」
梓の時同様、また話を遮るように唯が声を上げた。

「は、はい?」
「とっても素晴らしいお申し出なんですけど。あのちょっとだけ皆で話し合っていいですか」
「唯さん!?」
唯の思わぬ言葉に梓が驚いたように声を上げる。
…唯?

「あの、すっごく嬉しいんです。本当に、二つ返事でOKしたいんですけど」
やっぱりこれは皆にとってもとっても、とっても大事な事だから。
口を挟もうとする梓に目で合図しながら、唯は話を続ける。
「やっぱり一度皆でちゃんと話し合いたいんです」
両手拳を握りしめたまま、唯はそう言うと私たちを見て少し力無く笑った。

「唯ちゃん…」
唯の言葉にムギも驚いている様子だった。もちろん私も驚いている。
梓と共にプロを目指す事を決めた唯の事だから、それこそすぐに承諾すると思っていたのに。

「それもそうね」
私たちをスカウトにその女性は、少し考えるような素振りを見せた後、どこか納得したようにうん、うんと頷づいている。
「確かにこれは貴女達の将来に関わる大事な話だもの」
ゆっくり四人で一度話し合った方がいいわね、と彼女はそう言って微笑んだ。

「と言ってもこちらもそれ程ゆっくりはしてられないの」
返事は来週末までには聞かせて欲しんだけど、それでいいかしら?
スケジュール表をさっと見た彼女がそう言うと、唯が「はい!」と元気良く返事する。

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ジャンル : 小説・文学

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