スポンサーサイト

Category : スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スカイハイ【10】 - 01 -

Category : スカイハイ【10】
久しぶりに、本当に久しぶりに澪がうちに来たこの日は。

前に大学近くのカフェで会った時同様、空はどんよりとした黒い雲が覆っていた。
たまたまだけど、最近なんだか澪と会うときは雨の日が多い。
そう言えば昔そんな歌が会ったような。君と会う日は雨が多くて…みたいな。

「澪、なんか手伝おうか?」
「いいから。律はゆっくりしてなよ」
部屋に申し訳程度についてある小さなキッチンで、澪は料理に勤しんでいた。
私が何度か手伝うよ、と言っても、さっきみたいに部屋に戻されるのがオチだった。

今日は私がご飯作るから。
駅に迎えに行った私に、挨拶もそこそこにそう言った澪。
以前澪が私の家に毎日のように来ていた時は、結構私の方が料理をしていたのだけど。
「いつも律ばっかり悪いよ。それに私だって料理したものを律に食べてもらいたい」
と、何とも可愛い事を言ってくれたので、私はどーぞ、どーぞとばかりに彼女にキッチンの占拠を認めたわけですが、なんかすることなくてちょい暇というか。とりあえず今は所在なげにTVを見ながら、わくわくした気分で料理が出来るのを待つ事小一時間。

「うまい!」
お腹をすかせて待った甲斐あったと言うべきか。
テーブルの上に置いたいくつかの皿にある料理は、どれも美味しい。
「え、本当?」
「うん、うまいよ。澪、料理の腕が上がったなぁ」
「そ、そうかな」
私がそう言うと、照れたのか澪はほんの少し頬を紅くした。

「家でちょっと練習したんだ」
「そっか」
澪は私と会う前は、家で料理などほとんどしたことがなかったらしい。
自分の部屋の掃除くらいはするけれど、料理やその他家事全般は全てお母さんが取り仕切っているらしい。

「私が料理を覚えたい、て言ったらお母さんは結構喜んでた」
「ふーん」
「まあ、いずれは花嫁修業に料理学校にでも通わせようと思ってたみたいだけど」
「…そうか」
花嫁修業か。そうだな、確かに澪はいいお嫁さんになりそうだ。
ちゃんとした会社に勤める真面目なサラリーマンの旦那が居て、それで…。

「律?」
「へ?」
「どうした、急にボーとして」
「え、いや別に。おお、このポテトサラダも絶品!」
誤魔化すように私はサラダを口に放りこんでそう言った。

関連記事

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

Comment

非公開コメント

プロフィール

書き人知らず知らず

Author:書き人知らず知らず
ようこそお越しいただきました。
こちらはけいおん二次創作SSサイトです。

ジャンルは『けいおん!』律澪
律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

百合的要素を含みますので嫌いな方や都合の悪い方は見ないことをお勧めします。

当サイトはリンクフリーですのでリンクをしていただけると嬉しいです。相互リンクもよろしければ大希望です。

当サイトはまんがタイムきらら原作、アニメ「けいおん!」中心の非公式サイトです。
原作者様、出版会社様、制作会社様とは一切関係ありません。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
けいおん時計
リンク
ランキング

FC2Blog Ranking

RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。