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スカイハイ【9】 - 10 -

Category : スカイハイ【9】
「へぇ。それで?」
「いや、それでもなにも。その後音沙汰なしですから」
あれから一週間程たったけれど、次回も参加しないか等の連絡はない。
やはりチャンスとは、一回だけのものなのかもしれない。
私は店長と話しながら、しみじみとそう思っていた。

「うーん、そうか。ま、残念だったな」
「いえ」
言葉とは裏腹に、それ程残念そうな様子を見せるでもない店長を見ながら、私は「まあ、そんなもんだと思います」と言いかけて何となく口を閉じる。
「ふむ。まあ、それはそれとして。じゃあ、今の処まだ就活続行中なわけだ」
「そうですね」
連敗中ですけど、と再度内心で付け足す私。

「うん、じゃあちょうどいいよ。ほら、前にも言った事あると思うけど、うちはバイトから社員になる制度もあるって話したよね」
「は、はい」
店長の話の流れから、もしかしてこれは…と内心私は期待の芽が膨らむ。
「もし田井中さんが良ければ、卒業後うちにこない?」
表情は変えないものの、内心では「キタ―」とか叫ぶ私。

「え?あの、バイトじゃなくて、ですか?」
一応そこはきちんと確認しておかねば。
「もちろん社員としてだよ」
そう言うと、私の不安を払うようにニッと笑う店長。

店長のちょっと不気味にも見える(失礼だけど)笑顔を見て、私の心の中に期待の芽が鮮やかに花開いた。連敗中の私だったが、最後に逆転ホームランとなるのだろうか?
「どう?」
「よ、よろしくお願いします」
私はそう言って馬鹿丁寧に頭を下げた。

では一応再度社員としての面接はするけど、なーにそれは形だけだから、とか。
本社の人事との調整があるから、面接は来月になるけどいいかな?とか。

店長の次から次へと来る説明に私はいちいち頷きながらも、内心ではこの事を早く澪に伝えたいと思っていた。しかしまだ正式に決まった訳でもないし、言うには早いかもとも思い直したりと。
私の頭の中は珍しく、あっちこっちへと思考を巡らせる。

そうやって頭の中とごちゃごちゃとさせながらも、とにかく長かった就活に目処がついた。
そう思った私は、内心ほっと安堵していた…。

To be continued…

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ジャンル : 小説・文学

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