スポンサーサイト

Category : スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スカイハイ【8】 - 07 -

Category : スカイハイ【8】
就活にバイトに、と結構最近は忙しく過ごしていた私だったけれど、なんとかこの間の澪の誕生日には二人きりで会ってお祝いする事が出来た。
「今年の誕生日は今まで一番嬉しかったよ」
まだ頬を少し紅く染めながら澪がそう言ったので、今度は私が少し照れくさくなった。

「お、大げさだな。そんな大したもんでもないしー」
ちょっとしばらくカップラーメンばっかになったけど、とか内心で思いつつも私は口ではそう言った。
「ありがと、律」
「いいってば、別にー」
へらへら笑ってそう言う私だけど、澪に喜んでもらえたみたいで本当はすごく嬉しかった。

それからしばらく互いの近況なんかを話していると、不意に澪が「そういえば…」と口に出した。
「律、バンドの方はどうしているの?」
最近はライブ活動はしていないのか、と澪が聞いてきた。
「あ、えーと」
澪に聞かれて私は少し口ごもってしまった。
「してないの?やっぱりバイトとか就活が忙しくて無理なのかな?」
「いや、確かにそれもあるけど。実はその…」
私は少しだけ躊躇したけれど、結局澪には話しておこうと決める。

「実は高校時代の軽音部の仲間でさ、キーボードを担当していた子から連絡があって…」

***

久しぶりに練習の為にスタジオ入りした私は、少しだけ興奮していた。
「久しぶりだねー、三人でやるの」
「本当ね、うふふ」
唯とムギが楽しそうに話しているのを聞きながら、私も同じ事を思っていた。

高校の頃、同じ軽音部でキーボードを担当していたムギこと琴吹紬。
彼女は高校を卒業して大学に入学したのだけど、すぐに留学して日本を離れていた。
そんな彼女から数日前、日本に帰国した連絡を受けた際に、もう一度私と唯と三人で久しぶりにセッションしたいと言ってきたのだ。

「それもそうだな。でも今日はさらにもう一人、強力メンバーがいるだろー」
梓の方に親指を向けながら、私はそう言ってみる。
ちなみに私はすでに彼女を「梓」と名前で呼んでいた。
彼女は私より一つ年下だったし、本人もそれで構わないと言ってくれたので。

「本当だね!」
「中野さん、今日はよろしくお願いしますね」
嬉しそうにしている唯と、丁寧にお辞儀をしながらそう言うムギ。

関連記事

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

Comment

非公開コメント

プロフィール

書き人知らず知らず

Author:書き人知らず知らず
ようこそお越しいただきました。
こちらはけいおん二次創作SSサイトです。

ジャンルは『けいおん!』律澪
律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

百合的要素を含みますので嫌いな方や都合の悪い方は見ないことをお勧めします。

当サイトはリンクフリーですのでリンクをしていただけると嬉しいです。相互リンクもよろしければ大希望です。

当サイトはまんがタイムきらら原作、アニメ「けいおん!」中心の非公式サイトです。
原作者様、出版会社様、制作会社様とは一切関係ありません。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
けいおん時計
リンク
ランキング

FC2Blog Ranking

RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。