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スカイハイ【8】 - 03 -

Category : スカイハイ【8】
さらに授業以外にも、就職に向けて学校の就職課の先生と相談し、面接の練習なんかも受けるようにした。そうやって学校の授業も真面目に受けるようになった私は、今まで生活の為に続けているバイトにも、以前より真剣に取り組むようになった。
バイト経験は就職の際に役立つと、就職課の先生に聞いたからだ。

ちなみに一年程前から私は、有名な楽器の卸売会社が経営している楽器の販売店で働いていた。
音楽に関連する仕事だから、と決めたバイトは飽き性な私にしては長く続いていた。
そこではアルバイトでも、それなりに長く勤めていると社員にならないか、と声が掛かる事があるらしい事は何となく知っていた。だけど今まで就職に興味がもてなかった私は、それをどこ吹く風といった感じで聞き流していたけれど、今は俄然そのチャンスを活かすのもいいかもしれないと思い始めていた。

そんな風に学校やバイトに忙しくしていた私だが、ライブ活動を完全には止めていなかった。
別に澪に「減らす」と言ったのは嘘じゃないし、今後もそのつもりだ。
もちろんこれ以上、ライブを増やすことはしない。
ただ以前からすでにスケジュールを入れ、出演することを約束している分はまだいくつかある。
その約束を今更反故にすることはできない。バンドのメンバーに迷惑を掛けることになる。
だからあともう少しだけは、助っ人として入っているバンドでライブをこなすつもりだった。

***

「りっちゃん、お願いがあるんだけど」
「ん?」
学校内にあるフリースペースで唯がそう言ったのは、新年明けてからしばらくした頃だった。

「何、唯?お願いって?」
自販機で買った紙コップの熱い紅茶を手に持ち、息を吹きかけながら私はそう聞き返した。
「…うん。りっちゃん、この間私とあずにゃんと三人でセッションしたでしょ?」
「え?ああ、そうだな」
唯と私。あとこの間クラブで紹介してもらった、唯曰くあずにゃんこと中野梓と三人でスタジオで一緒に演奏した。それは唯と以前約束していたことだったから。

「あずにゃんのギター、すごかったでしょ~」
「んー、まあ、そうだな。結構いいよな」
確かに彼女のギターの力量は、高校時代からの付き合いがある私は例外としても、それ以外にバンドメンバーにはそれほどこだわらない唯が、即効に気に入って声を掛けた子だけはあると思う。
「でしょ、でしょ!それで、えーと、えーとね…」
私の反応に唯は一瞬すごく嬉しそうにしたかと思うと、急にもじもじとし始めた。

「何だよ、唯?」
普段は思った事をそのまま口にする唯が、何だか言いにくそうにしてるなんてなんとも珍しい。
私はそう思いながらも、再度聞き返してみる。

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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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