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スカイハイ【8】 - 02 -

Category : スカイハイ【8】
「…律」
「今すぐにバンド活動を止める事は出来ないけど、どうにかするよ」
「でも、律」
「私が真面目に…そうだな、就職してちゃんと一人前の社会人として働いている事を知ったら、澪の両親も少しは安心するんじゃないかな」
遊んでばっかりのバカな学生じゃなくて、ちゃんとした社会人としての友人なら。

「だからそれまで、澪の両親に私と居ても大丈夫だって安心してもらえるようになったら、その時はずっとここに泊ればいいよ」
もし。もし許されるなら、将来は澪と一緒に暮らしたいな。
そう言おうとしたけれど。そこまで口に出すのはまだ早いかな、と私は思い直し口元を抑えた。

「ここに来たら、駄目なのか?」
澪はポツリと呟くようにそう言った。
「駄目じゃないよ。でも今までみたいにほぼ毎日、みたいなのは止めておいた方がいい」
「…」
「いつ来てもいいんだよ。ただ今度からうちに来る時は、ご両親に心配をかけない範囲で、ね」
「…わかった」
しばらく沈黙が続いた後、澪は渋々と言った感じでそう言った。

***

澪と初めて愛し合った日から二か月程過ぎた。
季節はもうすっかり冬になっていた。

あの日以降、二人して話あった通り、澪は以前のように私の家に泊りこむことは無くなった。
それまでは学校がある日は、ほとんど私の部屋に泊っていたけれど、今では泊りどころか普通に会うだけの時間も以前と比べ物にならない少なくなった。

父親が出張から帰ってくると、澪はすぐに両親と話あった。
これからも彼女とは友人付き合いを続けますが、彼女の家に泊るのは控えます。
大学の勉強はこれまでと変わらず頑張りますし、成績を落とすような真似はしません。
だから今後私の友達を調べるような真似をするのは止めて下さい、と。
頭を下げながら、しかしはっきりとそう言った…と後で澪から聞いた。

出張前まではあれほど逆らっていた娘が、急に随分大人しくなったのを不思議には思ったろう。
けれど澪の両親は娘の言葉に多少はほっとしたのか、その時はあっさりと承諾してくれたそうだ。
つい怒りにまかせて家の中に閉じ込めようとした澪のお父さんも、さすがにこれ以上大学を休ませる訳にはいかないという現実的な事情もあったと思う。
だからといって私の悪いイメージはまだ消えていないだろう。ここは慎重に行かないと。
思った以上に澪と会えなくて、私も辛いものがあったけれど、澪にも言ったようにここは我慢のしどころだ。

私は澪と約束した通り、学校に真面目に行き始めた。
今までサボりまくっていた講義主体の授業にも、今後の就職の事もあるのでしっかりと出席するようにした。もちろん音楽系の専門校だから、ドラムの演奏もしっかり練習はしている。

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ジャンル : 小説・文学

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