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スカイハイ【7】 - 09 -

Category : スカイハイ【7】
「もしかして私と付き合ってからも、他の人と…」
「澪!」
思わず私は少し大きな声で彼女の名前を呼ぶと、ガバッと上半身だけ体を起こした。
「あ、ごめんなさ…」
私の剣幕に少し怯えたのか、咄嗟に謝ろうとする彼女の言葉を私は遮るように話す。

「ごめん、澪。確かに私はすごくバカでいい加減な奴だったけど」
「でも今は違う。てゆうか、前にも話したかもしれないけど、私はずっと、それこそ高校時代からずっと澪の事が好きだった」
「律…」
「でも高校卒業した時はもう会えないだろうな、て諦めてて」
それでなんだかどうでもいい気分になって。
こんないい加減な私に好き、て言ってくれる子なら誰でもいいかみたいなに思えて。

「だから確かにいろんな人とその、付き合いもした。」
軽いノリで深くも考えずにそういうの…した事も結構あるよ。
言いたくはなかったけれど、私はとうとうそう言ってしまった。
でも澪には、澪だけにはもうこれ以上誤魔化したり嘘を吐きたくない!
そう思った私は、これまでの事を結構セキララに話した。

「……あ、あきれるよな、やっぱ。そりゃあ、そうだよな」
話てる途中、なんだか無反応な澪の様子に私はもう終わったな…と内心泣きたい気分になってきたが、それでも話すのを止めなかった。
「でもやっぱり私は、私は澪の事が本気で好きで。だからライブハウスで澪とまた会えた時とても嬉し、んぅ」
話の途中で不意に唇に柔らかい感触が、私の話を止めてしまった。

「…み、澪しゃん」
澪からキスしてくるなんて!
付き合い始めてしばらくたつけど、超がつく程の恥ずかしがり屋の彼女。
そんな澪からキスされるなんて、今までなかったので私は心底驚いた。

「私もずっと…律の事が好きだったよ」
和が平沢さんの幼馴染だって知った時、私はライブのお誘いを二つ返事でOKしたんだから。
自分の額を私の肩に押し付けるようにしながらそう言う澪の頬は、豆電球だけの薄暗い部屋の中でもよくわかるくらいに真っ赤になっていた。
そ、そうだったんだ…。

「高校時代は澪の気持ちにちっとも気付かなかったな」
「私も」
「もったいないことしたなー」
「本当だね。…でももしそれがわかってたら、律」
「ん?」
「他の人とは付き合わなかった?」
真っ赤にしている顔をあげて、澪は私の目をじっと見てきた。

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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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