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スカイハイ【7】 - 06 -

Category : スカイハイ【7】
「そっか」
そんな澪の姿を見て、私は何とも嬉しくなってくる。

「律は」
「え?」
「律は何してた?」
「私は…私ももちろん澪に会いたいと思ってた」
そうだよ。だからどうにしかして会う方法を、そればっか考えて学校も練習もサボった。

「そうなの?」
「なんとかバイトにだけは行ったけど」
「…ごめんね」
「いやまあ、会えなかった原因は私にもあるわけだし」
「そんな事無いよ、律は関係ない」
私がちゃんとしてなかったから、それでお父さんたちが怒ったからで。
体の向きを変え、顔を私の目の前に向けた澪の表情は少し苦しそうだった。

「…関係なくはないよ」
そうだよ、関係なくはない。
澪の両親が人を雇って私の素行調査をしていた、と言っていたけど。
多分ろくでもない調査結果が、秋山家の元へ行ったに違いない。
さっき澪が言った「たらし」発言が、それを物語っているというものだ。

「確かに一流大に通う真面目で優秀な娘の友人には、私はちっともふさわしくはないしね」
「そんな事…」
「そんな事あるよ」
私は澪の言葉を遮り、あっさりとした感じでそう言ってみる。
澪の両親はきっと、大学近くに住む友人の家に泊っていると聞いていたから、同じ大学の友達だと思っていたのではないだろうか。

「なのに調べてみたら同じ大学どころか大学生でもない、ただの専門学校生で」
さらに学校もサボリがちでバイトとバンドに明け暮れて、勉強もせず遊び回ってるときたらね。
「そりゃあ澪の両親も、最近家には帰ってこないし、娘に悪い友達が出来たと思うのも無理ないよ」
「律…」
おまけに(この間までは)ナンパな奴で、しょっちゅう気に入った子と…て、やめよう。
ますます落ち込んできた。

「私がもうちょい真面目な感じだったら、澪の両親も安心したかもしれない」
「…」
「ごめんな、澪。私のせいで親と喧嘩する羽目になっちゃって」
「違う、律のせいなんかじゃない!」
澪は少し大きな声をあげてそう言うと、私の胸に自分の頭を押し付けてきた。

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ジャンル : 小説・文学

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律澪はジャスティス。
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