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スカイハイ【7】 - 02 -

Category : スカイハイ【7】
「ごめんなさい…」
「いいよ。怒ってなんかないよ。ただ…」
本当に怒ってなんかいなかった。今こうして澪が私に会いに来てくれたのだから。
ただ唯に言われるまでもなく、私はもしかして知らない間に澪に嫌われるような事をしてしまったのではないか。それで澪が嫌になって、私と連絡を取らなくなってしまったのではないかと、それだけは内心ひどく恐れていたけれど。

「澪。私、何かした?」
私は気付かぬ内に、澪を傷つけるような事をしたのだろうか?
「ち、違うよ!律は何もしてないよ」
「本当に?」
「本当だよ。連絡取れなかったのは、全然そんな理由とかじゃなくて、その…」
なんだか言いにくそうにしている澪に、私は「大丈夫だから」と優しく話を続けるように促した。

「お父さんたちが…」
「お父さん?」
「う、うん…」
言いにくそうに、でも言わない訳にもいかないのは澪もわかっているのか。
顔を下に向けたまま、ポツリポツリと話しだした。
澪の話を聞いていく内に、私は以前和と話した時に何となく予想していた事が当たっていたことを理解し、内心で大きな溜息を一つ吐いた。

要するにだ。
澪の両親は大学に入ってから友人の家に入り浸り、なかなか家に帰ってこない娘を少々心配していた。それでも大学が家から遠いこともあり、当初は多少目をつぶっていたけれど。
しかし最近ではほとんど帰ってこないし、なんだか妙に浮ついているようにも見える。
女友達の家だからと安心していたけれど、本当は大学で彼氏でも出来て、実はその男の部屋に泊っているのではないか…と疑い始めた。

澪のご両親の疑いは半分間違っていて、半分当たってる。
彼氏の家じゃないし、大学で知り合った訳じゃあないけどさ。
確かににその、こ、こ、恋人の家には泊ってますね、はい。
とにかく一度そう疑い始めた澪の両親は、娘に内緒で人を雇ってこっそり彼女の大学生活を調べたようなのだ。

もちろん調べた処で、澪が「女友達」の家に入り浸っている事は間違いじゃない。
友人の家に泊っている以外には、品行方正な大学生として真面目に学校にも通っている、との報告を受けて澪の両親は最初安堵したみたい。
「ま、そりゃあ傍目にはそう見えるよな」
まさか実は私たち付き合ってます、なんて探偵?か何か雇ったってわかりにくいだろう。
私も澪も、外では普通に友達同士として接しているのだから。

「うん、ただ…」
澪の話はまだ続いていた。
その雇った探偵だか何だか知らないが、澪の両親にお嬢さんに男の影はありませんと報告(そりゃ、そうだ)しただけでは終わらなかった。

- ただお嬢さんはもう少し、お友達を選ばれた方がいいのではないかと思われますね。

と、そう余計な助言を付け足したのだ。

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