スポンサーサイト

Category : スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スカイハイ【6】 - 03 -

Category : スカイハイ【6】
- 家にはちゃんと言ってあるから、大丈夫。
澪が私の家に泊まっていた時。私は何度か家の方は大丈夫なのか、と聞いていた。
話の中で、澪の両親はちょっと厳しそうな感じが何となくわかっていたからだ。
でも澪はいつも私が聞くと、笑ってそう答えていた。でももしかしてそれは…。

「家で何かあったのかも…」
「そうかもしれないわね。なんだか澪の話を聞いてみると、彼女のご両親は厳しいというより、とても気難しい感じがするわね」
どうやら和も澪の両親に対して、私と同じ感想をもっていたようだ。

***

その後私と和はそれ以上対して持ちえる情報もなく、どちらかに澪から連絡があったら報告すると約束をしてカフェから出た。
「いつまでも大学を休むことはないと思うから、まあ大丈夫でしょ」
別れ際、和はそう言うと駅の方へと歩いて行った。
彼女と別れた後、私は落ち着かない気持ちのままマンションへと足を向ける。

和は私と澪の事をどこまで知っているのだろう。
澪のご両親もだ。もしかして私との関係がばれたのだろうか。
いや、さすがにそれはないと思う。澪がそんな事を話すとは思えない。
しかし澪が大学にこない理由は、私絡みの事のような気もしていた。

ただ私たち二人の関係はともかくとしても。
友人の家に入り浸って家に帰ってこない娘に、ご両親よくは思っていなかった事は間違いない。
でもそれが原因で澪は大学にも来ず、連絡も一切取れなくなったのだろうか?
私は機械的に足を動かしながら、ぐるぐると解けない問題に頭を痛めていた。

ああ、とにかく原因はわからないけれど、澪に会いたい。ただ、会いたい。
連絡が取れなくなってからもう六日はたっていた。
いや、たった六日かもしれないし、まだ一週間もたっていないと言われればその通りだ。
でも彼女とライブハウスで再会してからずっと、ほとんと毎日会わずとも電話声は聞いてたし、メールだってしてた。
なのに急にこんなに連絡どころか、彼女の今どうしてるのか何一つさっぱりわからないなんて。

「…会いたいよ、澪」
ほんの少し、冬の到来を感じさせる冷たい風が私の体に吹き付ける中、私はただひたすら彼女を求めていた。

関連記事

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

Comment

非公開コメント

プロフィール

書き人知らず知らず

Author:書き人知らず知らず
ようこそお越しいただきました。
こちらはけいおん二次創作SSサイトです。

ジャンルは『けいおん!』律澪
律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

百合的要素を含みますので嫌いな方や都合の悪い方は見ないことをお勧めします。

当サイトはリンクフリーですのでリンクをしていただけると嬉しいです。相互リンクもよろしければ大希望です。

当サイトはまんがタイムきらら原作、アニメ「けいおん!」中心の非公式サイトです。
原作者様、出版会社様、制作会社様とは一切関係ありません。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
けいおん時計
リンク
ランキング

FC2Blog Ranking

RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。