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スカイハイ【6】 - 01 -

Category : スカイハイ【6】
深夜に足を棒にしながら部屋に戻って来た私。
その後すぐに爆睡し、目を覚ました頃はもうお昼も当に過ぎた時刻だった。

ひどくだるい体をなんとか起こした私は、すぐに携帯を確認したけれど澪からの返事はなかった。
いつもなら、私が夜遅くに送っても朝には返信してくれるのだけど。
どこかもやもやとした気持ちも抱きながらも、とりあえずその日はバイトがあったので私は再度メールを送った後、すぐに家を出た。

その日から何度メールしたし、携帯に電話もかけてみた。
しかし澪から返信が来ることもなく、電話にも出ない。
一日、二日は不思議に思いつつも、ただ返信を待つばかりの私だったが、さすがに五日も連絡が取れないあっては心配で胸騒ぎが半端ない。

かといって私は澪の携帯の番号とメアド以外、他に連絡を取る手段を持ち合わせていなかった。
彼女の自宅の電話番号も、もちろん家の住所だってはっきりと確認した事がない。
今更ながらにそんな事に気付いた私は愕然とした。
澪の事をよく知っているようで、何も知らなかった事に。

もちろんだからといって、ただ手をこまねいている訳はない。
少なくとも彼女がどこの大学の学生であるかは知っている。
さらに唯の友人で、澪と同じ大学に通う和が居る。
彼女に連絡し、澪と大学で会っているかどうか確認すれば連絡も取れるだろう。
その時はまだそんな風に、少し事態を軽く考えていた。
私はすぐに唯に電話し、和と連絡を取って欲しいと頼んだ。

***

「それがね。ここ数日ばかり、学校を休んでいるのよ、澪」
「え?」
「二日程前に一度澪からメールもらったけど、私から携帯に連絡してもちっとも出ないのよ」
もちろんメールも梨のつぶてよ、と和は小さな溜息を一つ吐きながらそう言った。
唯から頼んでもらい、大学の講義が終わったばかりの和と私はすぐに合流した。
彼女の大学近くのカフェで、私はさっそく澪の様子を聞いたのだが、返ってきた答えは予想外のものだった。

「澪、大学にも来てないんだ」
「ええ、ここ数日そうみたい」
澪と和は選択している学科が違うので、いつも同じ授業に出ている訳ではないらしい。
ただ澪と同じ科目を取っている子たちに聞いても、ここ最近は姿を見ていないとの事。
「ど、どうして…」
「さぁ、私にもさっぱり」
少しだけ首を傾げる和を見ながら、私の心はひどく乱れていた。

「和、その二日前に来たメールにはなんて?」
「しばらく大学には行けないかもしれない、て」
詳しくはまた今度話せたら話す…としか書いてなかったわ。
そこまで言うと和はティーカップを手に取り紅茶を軽く飲んだ。

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ジャンル : 小説・文学

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