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スカイハイ【5】 - 08 -

Category : スカイハイ【5】
「いや、本当に今日は用事があってさ。そろそろオイトマしようかと思ってたところ」
用事はあるっていうのは別に嘘じゃない。そりゃあもう大事な用が待っている。
ちょっと飲み過ぎて忘れそうになっていたけれど…。
ああ反省、大反省。澪、ごめん!

あくまでも私がその気がないとわかったのか。
彼女はかなり不満な態度を出しながらも、私の腕から手を離した。
「あ、いや、ほんと悪いな。また、今度さ…」
「そういえばちょっと聞いたんだけどー」
手を離してくれてホッとしたのも束の間、彼女は不満げに話掛けてくる。

「な、何?」
「なんか律、最近すごいつきあい悪くなったんだって?」
「そうでもないけど…」
「それってさ、誰か本命の子でも出来たから?」
言われて私はドキッと胸を一つ震わせた。

「いや、その…」
「そいういうの似合わないよね、律にはさ」
「え?」
「だって律、今まで散々いろんな子たちと遊んできたじゃない」
「…」
「だからさ。他の子たちだって、律はそういう奴だって思ってるからー」
ま、なんていうかしょうがないよねー…て、感じでナンパな処を多少許してたんだけどさ。
彼女はそこまで話すとテーブルに置いてあったグラスを手に取り、カクテルを軽く飲んだ。

「今更本命な子が出来たので真面目になります、なんて似合わないよねー」
「…」
確かに。高校を卒業してから今まで散々好き勝手してきた私だ。
誰とも本気にならなかったし、いつだって刹那な気持ちで適当にお相手を探してた。
一夜を共にした相手の名前すら、ちっとも覚えられない私だ。
今更何を言われても仕方ないだろう。…今日だって。
澪が待ってくれているというのに、さっきまではそれも忘れて飲みたいだけ飲んでた。

「…そうかもな」
「でしょ。だからさ、律。今日はさ、久しぶりだしパァーと派手に遊んじゃおうよー」
私の答えに満足したのか、彼女はまた私にしなだれかかってきた。
しかし私はすぐにその体を両手で押し返す。
「律?」
「悪いけど、今日は帰る」
私はそれだけ言うと椅子にかけていた上着を手に取り、さっさと歩きだした。

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ジャンル : 小説・文学

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