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スカイハイ【5】 - 07 -

Category : スカイハイ【5】
「あ…」
「久しぶりー、律。元気してた?」
そう言って軽く手を挙げたのは、以前二人で飲みに行った事がある子だった。

「あ、ああ」
「もー、最近律すっかり真面目になったって皆が言ってたけど、本当なのー?」
私寂しかったんだからー、と言いながら彼女は私の腕に掴んでしなだれかかる。
「ちょ、ちょっと…」
「なにー、律。もしかして照れてるのー?」
いやーん、なんか純情ぽいじゃない、律ー。
とかなんとか言いながら、彼女は私から離れようとしない。

「なんか私たちお邪魔かなー」
「そ、そうかもしれませんね」
私に絡む彼女を見ながら、唯と中野さんの二人が目を合わせてそう言うと、そそくさとこの場を離れていく。
「じゃあ、そういう事で。りっちゃん、セッションの件忘れないでね」
「じゃあ…」
「ちょ、唯…」
暢気に手を振る唯と、軽く頭を下げる中野さんを止めようとする間もなく、私の隣にべったりと張りつく彼女が「ごめんねー」とか言いながら、二人に手を振っている。
それに「お構いなくー」とか、これまた能天気に答える唯。

「お、おい」
「律ー。私、久しぶりに二人きりで飲みたいかなー」
「いや、私はそろそろ帰ろうかと思っててさ」
唯たちが行ってしまった後、すっかり酔いも醒めた感じの私は彼女から離れようと試みる。
「えー、まだ早いよ」
久しぶりに会ったのに、それはないんじゃない、律。
そう言った彼女は非難がましい目で私を見ている。

「なんなら今日は朝までだって付き合うつもりよ、私」
音楽と人の話し声が混じり合った程良く混雑感のある店内で、私の耳元で囁くようにそう言った彼女の声が妙によく聞こえる。ああ、まいったなぁ。

「いや、そんな朝まで飲むなんてさぁ。ほら、終電もあるし…」
なんて言いながらも、ちらりと時計を見た私は終電なんてとっくに終わっている事に気付いていた。
「ちょっと。さっき言った意味、本当はわかってるでしょ」
ええ、わかってますよ。別にそんな意味で言ってるわけじゃなくて、深い意味だってことはね。
なんせ以前も彼女とはただ単に朝までずっと飲んでた訳じゃなくて、その…。

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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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