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スカイハイ【5】 - 06 -

Category : スカイハイ【5】
相変わらず唯は物おじとかしない奴だ。
「この間お話して、仲良くなったんだよ。だからりっちゃんにも紹介しておこうと思って」
「ふーん」
嬉しそうな唯と比べて、私はさほど興味も湧かず適当に頷いた。
しかしそんな私の様子を気にした風もなく、唯は「こっち、こっち」と手を振っている。
唯に呼ばれて来た子は、以前ステージで見た印象よりさらに小さい感じがした。
「中野梓です、どうも」
長い黒髪を左右二つに結ったその子は、照れているのか元々の地なのか、少しぶっきらぼうにそう言った。

「あ、どうもどうも。ドラムやってる田井中律です」
私も彼女に負けず劣らず、素っ気ない口調で自己紹介。
「りっちゃんも前にあずにゃんのギター聞いた時、見た目によらずパワフルな感じだな、て誉めてたんだよー」
私と中野さんの間に流れる微妙な空気を、唯は少しも気にした様子もなく楽しそうにそう言った。
「あ、ありがとうございます」
「いや、別に」
少し照れた様子を見せる彼女を見て、私は何となく親近感が湧いた。

「…てか唯、あずにゃんて何だ?」
「可愛いでしょ、梓ちゃんて何となく猫っぽいから」
「か、勝手に決めつけないでください」
唯の言葉に抗議する彼女は、確かに私も何となくツンデレな猫を思わせる。

「とにかくあずにゃんのギターは最高だよね。私今度あずにゃんと一緒に演奏する予定なんだ」
「へぇ、そうなのか」
「あずにゃんもいいでしょー」
「…ま、まあいいですけど」
あずにゃん、いや中野さんはどうやらすっかり唯のペースにはまっているらしい。
天然マイペースの唯がこうと思ったら、止めるのはなかなかに難しい。

「やったー。だからその時はりっちゃんも入ってね」
「いいよ。なんか楽しみになってきた」
私はそう言うと今日何杯目かのグラスを飲み干す。
「りっちゃん、今日はなんだか飛ばしてるねー」
最初渋っていた私の変わりように、唯は少々おかしそうだった。

「ま、たまにはなぁー!それよりさー、中野さんはどんなジャンルが好きなんだ」
やっぱ最初はおたくの趣味に…。
「律」
なんだかハイな気分が収まらない私。
彼女の方に身を乗り出して話を、と思った時に横から声を掛けられた。

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