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スカイハイ【5】 - 05 -

Category : スカイハイ【5】
「ゲスト?」
「うん、また後で紹介するから。さ、律ちゃん片づけ早くすませちゃお」
唯はそう言うと珍しくきびきびと会場の片づけに動き始めた。
どこか楽しげな雰囲気を見せる唯の後ろ姿を見ながら、私は片づけを再開しながら小さな溜息を吐いた。なんとか途中で抜け出せたらいいけど、とそんな風に思いながら。

***

しかしやっぱり事態は、私の望み通りとはいかないものだった。
片づけが終わった後、先輩たちがよく集う馴染みの店に共に向かった私と唯は、あっという間にお酒の波に飲まれてしまった。当初は勧められる酒をさんざん辞退した私だけど、何杯か飲み干した頃くらいから、だんだんどうでも良くなってきた。

「律ー、飲んでるか!」
「飲んでますよ、先輩。つかちょっと近いんですけど…」
絡んでくる先輩を適当にあしらいながらも、私は久々に酒の味に浸っていた。
店には先輩たち以外にも、今夜のライブに参加した他のバンドや、そのバンド目当てのファンたちも集まってかなりカオスな状況になっていた。
心地よい音量で曲が流れる店の中、こんな風にお酒を飲み、周囲の皆とバカ騒ぎに興じるのも久々だったせいか、私自身もだんだんとハイな気分になるのが抑えられなかった。

「りっちゃーん」
「おお、唯。飲んでるかー」
店に入った途端離れた唯が声を掛けてきた頃には、私はすっかり出来あがっていた。
「あはは、りっちゃん程じゃないけど飲んでるよ。それよりさー」
さっき言ったよね、紹介したい人が居るって。
唯はそう言うと、少し離れた場所に立っている女の子に声を掛けて手を振った。

「んー、誰?」
「この間見たバンドの事覚えてる、りっちゃん」
「え?」
「ほら、ギターの子が体は小さいけどすごくいい音出してるね、て二人で話したでしょ」
「…ああ」
そう言えばと思い出しながら、私は酒でぼんやりとした頭を軽く左右に振った。

前にバンド仲間の一人からチケットもらって行ったのは小さなライブハウス。
そこに出場していたバンドの中で、唯が妙に気にいったギターの子がいたっけ。
多分見た目で言うと、年齢は私たちと同じくらいだと思う女の子。
「その子に私、この前会って話をしたんだよね」
「へぇ」
前にライブを見た時にすっかりその子のギターにハマった唯。
是非今度一緒に演奏しませんかーと、さっそく彼女に声を掛けたのだそうだ。

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ジャンル : 小説・文学

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