スポンサーサイト

Category : スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スカイハイ【4】 - 07 -

Category : スカイハイ【4】
「その後も廊下の途中で、すぐに他の女の子たちに話掛けられてるし、タイミングが掴めなくて」
「そ、そうなんですか」
なんてこったい!そうだったんですか、澪しゃん!
澪の話を聞いて、今更ながらに猛烈に後悔する私。
ああ、やっぱりあそこは心を鬼にして澪を探しにいくべきだったって、あれ?

「いや、私も澪を探してたんだけど…」
「え?」
「でもなかなか見当たらなくて。外に出て体育館近くでようやく見つけたんだけど…」
「体育館、…ああ」
私に話掛けるのをもう無理かなと思い、澪は諦めてもう帰ろうと靴箱まで来ると、そこで部の後輩に呼び止められた。そのまま後輩と何となく歩きながら話していると、体育館の方に来てしまっていたのだそうだ。

「そうだな。諦めてたのに、そこで律と会えた」
「うん」
「でも律、結局私と話してる間も、女の子から声掛けられて」
「うぅ」
いや、それは私の責任では…、いや、責任か。
内心で言い訳しようとして、それを自分で否定する私。

「でもその時はまあ、しょうがないかって思った」
「なんで?」
澪の言葉に私は少し首を傾げる。
「だって律は学校の人気者だったもの。軽音部自体もすっごく人気あったし」
「そう?」
「そうだよ」
ふふ、と笑いながらそう答える澪。
へー、そうだったのか。いや、それなりにライブは好評を博していたと思っていたけど。

「気付いてなかったの?」
「うーん、そうだな。だから卒業式であんなに後輩たちからボタンせがまれるとは思わなかった」
私がそう言うと、澪は「鈍いんだな、律は」と言ってまた少し笑った。
「そ、そうかなぁ」
「そうだよ。…今だって鈍い」
「え?」
「…何でもない」
澪はそう言って私の手を離したかと思うと、ぷいっと顔を私から背けた。

澪のそんな仕草を見た瞬間、私の中で何かがプチッと切れた。

関連記事

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

Comment

非公開コメント

プロフィール

書き人知らず知らず

Author:書き人知らず知らず
ようこそお越しいただきました。
こちらはけいおん二次創作SSサイトです。

ジャンルは『けいおん!』律澪
律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

百合的要素を含みますので嫌いな方や都合の悪い方は見ないことをお勧めします。

当サイトはリンクフリーですのでリンクをしていただけると嬉しいです。相互リンクもよろしければ大希望です。

当サイトはまんがタイムきらら原作、アニメ「けいおん!」中心の非公式サイトです。
原作者様、出版会社様、制作会社様とは一切関係ありません。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
けいおん時計
リンク
ランキング

FC2Blog Ranking

RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。