スポンサーサイト

Category : スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スカイハイ【3】 - 06 -

Category : スカイハイ【3】
初夏を迎えた頃。
私は相変わらず学校やライブ、バイトに明け暮れる日々を過ごしていた。
ただそれ程変わらないように見える私の能天気な毎日も、今は少し変わってきている。

「律ー、今日はカレーでいい?」
「んー、何でもいいー」
最初は遠慮気味だった彼女も、私が「全然気にしなくていいから!」と何度も言い続けた甲斐もあって、最近はしょっちゅう泊まりにくるようになっていた。
泊めてもらってばかりで悪いから、と最近はよく料理もしてくれる。
私もお返しによく作っているけれど。
「料理は律の方が断然上手だから、私が作るのはちょっと気がひけるけど」
澪はそう言ってくれるけど、澪が作ってくれる料理だって充分おいしいけどな。

あ、ちなみに私たちはお互いを名前で呼ぶようになっていた。
てゆうか。私がそうしようって提案したのだ。
だっていつまでも「秋山さん」とか「田井中さん」なんてどっか他人行儀じゃん。
本人曰く「私、あんまり友達を名前で呼んだりしたことないから…」と言って最初は照れて言いにくそうだったけど、今ではすっかり慣れたようだ。

「でも真鍋さんのことは和って呼んでたじゃん」
「あれは…和がそう言ってね、と会ってすぐにそう言ってきたんだ」
澪が躊躇している間もなく「私も澪って呼ぶわね」と宣言されたらしい。
意外に強引だな、真鍋さん。さすが天然マイペースの唯の幼馴染だけはあるな。
…てか私もそのテでいけばよかったかな。

ある意味さっぱりとした強引さで、さりげなく澪と仲良くなった真鍋さん以外は、元来人見知りの性格のためか、大学でもそれほど仲の良い友達はいないらしい。もったいない。
澪は頭も良くて親切で、根は優しい素敵な女の子なのにな。
ま、確かにちょっと大人しい処もあるけどさ。

そんな風に、他人とはちょっと線を引きがちな澪だけど、そんな彼女が私と仲良くなってくれたのはやっぱりすごく嬉しい。独占欲ってやつですか。それがなんか満たされる感じ。
そんな事で気分が良くなるのは、いいことじゃないてわかってはいるんだけどね。

「澪、明日の講義は何時から?」
「明日は午前中だけだよ」
澪が作ってくれたカレーの味を満喫しながら、私は明日の予定を聞いていた。
一専門学生の私に大学の講義とか勉強のこととかはよくわからないけれど、大学生もそれなりに忙しそうだ。でも、明日は午前中だけか…。

「じゃ、明日はうちにこないで、家に帰る?」
「あ、…うん。そうだね。いつもお邪魔してたら律にも悪いし」
「あ、いやいや。別にうちにくるのはいつでも構わないよ、本当に」
ただ午前中で終わるなら、ゆっくり家に帰っても遅くはならないだろうから、そうするかなって思っただけで。私は慌ててそう付け足した。
気を使って家に来なくなられては元も子もない。

関連記事

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

Comment

非公開コメント

プロフィール

書き人知らず知らず

Author:書き人知らず知らず
ようこそお越しいただきました。
こちらはけいおん二次創作SSサイトです。

ジャンルは『けいおん!』律澪
律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

百合的要素を含みますので嫌いな方や都合の悪い方は見ないことをお勧めします。

当サイトはリンクフリーですのでリンクをしていただけると嬉しいです。相互リンクもよろしければ大希望です。

当サイトはまんがタイムきらら原作、アニメ「けいおん!」中心の非公式サイトです。
原作者様、出版会社様、制作会社様とは一切関係ありません。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
けいおん時計
リンク
ランキング

FC2Blog Ranking

RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。