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スカイハイ【3】 - 04 -

Category : スカイハイ【3】
いやっほーい!
今夜二度目の脳内天使様たちが、私の頭の中に花びらを振りまいておられまーす。

「じゃ、じゃあ」
喜びに満たされながらも、彼女の気が変わらない内にと、少し焦りながら携帯を出す私。
お互いのメールと電話番号を交わした後、駅に向かって地下道を歩いていく。
駅に向かう途中で、喫茶店やファーストフードの店が並んだ通りに出た。
私は時計を確認する。まだもう少しだけ…。

「あのさ」
私は少しだけ前を歩いていた彼女の腕を取った。
いきなり腕を掴まれた彼女は、少し驚いたのか私を不思議そうに見ている。
「その、もしまだ時間あったら…ちょっとだけお茶しない?」
言った途端に私の心拍数を上がっていのと比例して、体も少し熱くなってきたような気がするけれど、いつものチキンハートを抑えて彼女の目を逸らさずなんとか言えた。

「…いいよ」
彼女の応えに心からホッとしながら、私は舞い上がる心を何とか抑えると、二人して近くの喫茶店に入った。

***

彼女が一人でライブに来てくれた日から、私たちは急速に仲良くなっていった。

高校の時いつも話しかけようとか、なんとか接点をと思っていたのに。
あの頃、少しも彼女との距離が縮めることができなかったのが、今では嘘みたいだ。

あの日喫茶店で紅茶を飲みながら、二人してお互いのことを話した。
それはたわいもない話ばっかりだったけど、私は嬉しくて一言でも彼女の話を漏らすまいと必死に耳を傾けた。話の中で私の住むマンションが彼女の通う大学に近いことがわかった。
通うのが大変だから羨ましいな…と言う彼女の実家は、大学から電車で二時間半はゆうにかかる場所だ。

「一人暮らしとかしないの?」
「親が反対してるし。それに私、怖がりだから…」
「そうなんだ」
良かったらいつでも泊まりに来てくれていいよ。
そう言った私に彼女は微笑みながら「ありがとう」と言ってくれた。
彼女の笑顔を見て、私はまたキュと胸が締め付けられるような気がする。
ちなみに彼女が人一倍怖がりだということは、仲良くなってから私はすぐに理解した。

大学の講義が終わってから、私のマンションに始めて遊びに来たときの事だ。
たまたま部屋の中に借りていたホラー映画のDVDをテーブルに置いたままにしていた時、そのDVDの表紙を見ただけで彼女は「ヒィィ」と悲鳴を上げた事があったり、他にも一緒にTVを見ていてドラマで血が出るシーンや暴力的な映像を見るとぎゅっと目を瞑って見ないようにしていたりと、かなりの怖がりのみたいだ。

さらに彼女は怖がりなだけでなく、これまた人一倍人見知りな性格でもあった。
買い物でも店員さんに声を掛けるのをためらい、結局何も買えなかったりと。

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ジャンル : 小説・文学

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