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スカイハイ【2】 - 04 -

Category : スカイハイ【2】
「しゅ、終電が無くなったっていうから、泊めてやっただけだよ」
誰から聞いたかは後で問い詰めるとして。とりあえず私はちょっと誤魔化しておく。
「へー」
唯がまだ疑わしそうな目で、私を見詰めていた。
…すいません、嘘です。ただ泊っただけじゃあないんですけど。
いや、しかし今はそれは問題じゃなくてですね。

「本当だよ!とにかく、今回は唯が考えてるような理由じゃないしー」
こっちは本当に違うんだから。ただ、ちょっと聞きたいことがあるだけで。
「…ま、い~けど」
必死になって話す私に、唯はまだ完全に信じた訳ではないようだけど。
じゃ、行こうよ。と言ってステージ裏から出て、ライブハウス内を歩いていく。

私は唯の後ろについていきながら、不安な気持ちを隠せなかった。
いくら同じ大学とはいえ、唯の幼馴染が彼女のことを知っているかだろうか?
それでも彼女に近づけるかもしれない数少ないチャンスを逃すわけにはいかない。

ステージを出ると、少し広いスペースがある。そこは今お目当てのバンドが演奏されるのを待つ人と、演奏がすんだバンドへ声を掛ける人たちでごっだ返していた。
幼馴染の姿を見つけると、さっそく嬉しそうに彼女にダイブで抱きつく唯。
そんな唯の様子に、私はやれやれと少し呆れつつも、じっと紹介してくれるのを待つ。

「え、えっと、真鍋さんてK大生って聞いたんだけど」
「ええ」
ニ、三言なにか話した後、唯は約束通り私を彼女に紹介してくれた。
名前を告げ、唯といつもバンドを組んでいるドラマーだと話した後、私はさっそく本題に入る。

「あの、ちょっと聞きたい事があるんだけど…」
「ええ、いいわよ。…あ、ごめんなさい。ちょっと待って」
同じ大学に通っているはずの「秋山さん」という人を知っているかどうか。
それを聞こうと勢いこんだ私を、真鍋さんは「ごめんなさい」と言うと私から一旦視線を外した。

「澪、ここよ。悪いけど、ちょっと待っててくれる」
彼女が手を振るのを見た後、私はまた質問を続けようとしてハッとなって口を閉ざす。

澪?

私は恐る恐ると言った感じで、さっき真鍋さんが手を振った方に視線を向けた。
「あ…」
そこにはずっと…この間なんか夢にまで見てしまった相手が立っていた。
人でごった返すライブハウスの中で、少し所在無さげに立っている黒髪ロングの美人。

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ジャンル : 小説・文学

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