スポンサーサイト

Category : スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

いいなづけ -09- 大学生 秋山澪の場合【Last6】

Category : SS( いいなづけ 【Last-6】 )
あ、それにこの間の唯の件。あれも聞こうと思ってたんだ。
なんで唯があんなに落ち込んだ様子だったのか。唯本人には、はぐらかされたけど。

「ふむ、話、ね」
律は一瞬ピタリと体の動きを止めると、少しだけ考える様子を見せたけど。
「でもまぁ、とりあえずする事してからー」
その後で、ゆっくりベッドの中で澪しゃんの話を聞いてあげるからさー。
にやけた笑いを浮かべながら、何とも軽い口調で律はそう言った。
私は律のその言葉に思わずむ、となる。なんだ、その子供扱いした言い方は!

「澪ー」
「駄目だ!」
「澪?」
「やだ、駄目!」
そんな風に律との攻防戦が続く中で、ふと隣から物音が聞こえた。
やっぱり晶は今隣に居るんだな。
そう思うとますます私は恥ずかしさで顔を真っ赤にしながら、体に触れてくる律の手を握って止めようとした。

「澪」
「やだやだ、律の変態、スケベ!」
「んな!?なんか、ひどい言われよう」
「ひどくない!こんな昼日中に、隣りに晶が居るとわかってて襲ってくる律は変態さんだ!」
「おいおい…」
「律のバカ!」
なんだか私はよくわからないけれど、なにか一杯一杯な気分になってきてまた涙を零し始めた。
我ながら何が悲しいのかわかんないし、相変わらずの泣き虫だなと自分でも思うけど、ポロポロと涙が零れていくのを止められなかった。

私が泣き始めた途端、律の手から力がスッと抜けた。
そしてすぐに「はぁぁ…」と盛大な溜息が聞こえてくる。
「…そんなに嫌なわけ?」
どこか冷めた声が私の耳にチクチクと響いたような気がした。
「そ、そうじゃなくて、だ、だから」
泣き声交じりに私が何か言うとする前に、ふと体が軽くなるのを感じた。
律が私の体から離れたからだ。

「もう、いいよ」
もう一度、今度は先程より軽い溜息を吐いた後、律は苦笑しながらそう言った。
「確かにちょっと強引だったかも」
ごめんな、澪。
律はそう言って私の髪を優しく撫でた。

「律…」
「ごめん、もうしないからさ。泣かないでよ」
律は頬に流れる私の涙を指で一度拭った後、すっと立ち上がる。

関連記事

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

Comment

非公開コメント

プロフィール

書き人知らず知らず

Author:書き人知らず知らず
ようこそお越しいただきました。
こちらはけいおん二次創作SSサイトです。

ジャンルは『けいおん!』律澪
律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

百合的要素を含みますので嫌いな方や都合の悪い方は見ないことをお勧めします。

当サイトはリンクフリーですのでリンクをしていただけると嬉しいです。相互リンクもよろしければ大希望です。

当サイトはまんがタイムきらら原作、アニメ「けいおん!」中心の非公式サイトです。
原作者様、出版会社様、制作会社様とは一切関係ありません。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
けいおん時計
リンク
ランキング

FC2Blog Ranking

RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。