スポンサーサイト

Category : スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

いいなづけ -08- 大学生 秋山澪の場合【Last6】

Category : SS( いいなづけ 【Last-6】 )
「ん?まぁ、確かにそれもあるけどさ」
「そうだよ。律が悪いんじゃないか」
そう、律が悪い。私をほったらかしでバイトばっかして。
さすがにそれは、口には出せなかったけど。
でも別にだからといってその、バイトなんか辞めてもっと私に構えとか。
そ、そういう意味で言っているんじゃないぞ。うん。

「そもそもさ」
「ん?」
「なんでそんなバイトばっかキャ!、バカ!急に変なトコ触るなー」
話の途中で律の手が、私のその、胸にですね。バカ、話を聞け。
「バイトが何?」
「だから、なんでそんなバイトばっかりしてるんだよ?」
「え?」
私の胸の上に置いてある手がピタッと止まった。

「なんか律、ちょっと焦ってる感じするし。何か欲しいものでもあるのか?」
「…いや、別に」
たんなる生活費稼ぎだよ、と言った後で律はまた私にキスしてくる。
んぅ、もう、このキス魔!…嫌じゃないけど。と、今は話が先だった。

「生活費?」
キスの合間に私は聞き返した。
そんな困窮してましたっけ?ちゃんと家から仕送りだってあるよな。
「そうだよ」
そう言ってもう一度キスしようとしてきた律の顔を、私は片手で押さえた。
「ぶへぇ。な、なんだよ」
手で顔を覆われた律はちょっと変な声を出すと、すぐに私の手から離れるように顔を離す。

「そんな二つも三つも掛け持ちしなきゃいけない程、生活に困ってたっけ、律?」
「まあね。デフレな昨今、大学生もなかなか大変なのですよー、澪しゃん」
それに私は長女だしな。聡もいるし、あんまりお金かけさせちゃ、父さんたちも大変だろうしな。
そう言った律の声に嘘は感じないけど。でもなーんかそれだけじゃないような。

「なあ、そんなんもうどうでもいいっしょ」
そう言うと律はまた私に覆い被さってきた。
「いやいや、ちょ、ちょ!り、律!せ、せっかく夜までは時間あるんだから、もうちょっとこうゆっくり話をするとか、さ」
少し抵抗しながら私はそんな事を言ってみる。でもこれは本心。
だって最近は二人でゆっくり話をする時間なんてほとんどなかった。
ムギの失恋の話だって、前に少しだけ話をしただけだし。

関連記事

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

Comment

非公開コメント

プロフィール

書き人知らず知らず

Author:書き人知らず知らず
ようこそお越しいただきました。
こちらはけいおん二次創作SSサイトです。

ジャンルは『けいおん!』律澪
律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

百合的要素を含みますので嫌いな方や都合の悪い方は見ないことをお勧めします。

当サイトはリンクフリーですのでリンクをしていただけると嬉しいです。相互リンクもよろしければ大希望です。

当サイトはまんがタイムきらら原作、アニメ「けいおん!」中心の非公式サイトです。
原作者様、出版会社様、制作会社様とは一切関係ありません。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
けいおん時計
リンク
ランキング

FC2Blog Ranking

RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。