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いいなづけ -06- 大学生 秋山澪の場合【Last6】

Category : SS( いいなづけ 【Last-6】 )
それから私たちはしばらくそのままじっと抱き合っていた。
背中から伝わる律の体温を、私はなんだかとても久しぶりに感じたような気がした。
小さい頃からずっと、こうやっていつでも律は私をそっと包みこんでくれた。
親同士が私たちを「いいなずけ」にする前も、なってからもずっと…。

「あのさ、律」
「ん?」
「ちゃんと断るから、私」
「…そっか」
「あ、ムギがもう先に言ってくれてるかもしれないけど。それで相手があきらめてくれたらそれでいいんだけど。そうでなくても、さ」
「よろしくお願いします」
「了解しました」
そこまで話すと私は後ろを向いて律と視線を合わせた。
すると何となくおかしくなって、また二人してクスクス笑う。

ほどなく私は体の向きを律の正面へと向けた。
私は両手を律の背中に回すと、彼女の胸に自分の頭を乗せる。
律も私の背中に両手を回して、自分の胸の中に包み込むように抱きしめてくれた。
その態勢のまま、私たちはまたクスクスと笑いあった。
…嬉しい。それになんだかとっても落ち着く。
この間眠る前に感じていた、心にこびりついた寂しさが一気に溶け落ちていくような気がする。

「…澪」
そんな風に、久々に恋人の体温を感じていた時、不意に律が私の名前を呼んだ。
呼ばれるままに顔を上げると、律がちょっと真剣な面持ちで私の見ている。
あ、と私は内心小さく叫んだ。きっとこれはあれだよね…。
すぐにそれと察した私は顔が紅くなるのを感じながらも、「澪」と律がまた私の名前を呼ぶと同時にそっと目を閉じると、すぐに唇に熱くて柔らかいものを落ちてくる。

「ん…」
「はぁ、澪…」
キスは一度では済まなかった。角度をかえて、律は何度も私にキスをしてくる。
私は背中に回していた手を、律の首元へと移動させながら、私は恥ずかしさで顔を真っ赤にさせながらも、その心地よさを堪能していた。

繰り返される口付けに、頭が少しぼんやりとしてきた私はいつの間にか律に押し倒されていた。
ふと現在の状況を理解した私は、急に頭がはっきりするのを感じた。え、あれ…?
「え?り、律」
「澪」
当惑した私の声など気にした様子もなく、律はもう一度キスをしてきた。
それは先程までのキスとは違う、いわゆる大人のキス。

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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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