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いいなづけ -04- 大学生 秋山澪の場合【Last6】

Category : SS( いいなづけ 【Last-6】 )
…はずだったんだけどね。

今日は本当に久しぶりに、律も私も大学の講義もバント練習もない、予定のない休日。
昨日もバイトで遅く帰って来た律ももちろん、今朝は私も遅めの時間にゆっくりと起きた。
それから律と二人で軽いブランチ(朝食兼昼食)を食べた後は、しばらくまったりと二人の時間を楽しんでいる。

唯やムギも同じなのだけど、二人とも家に用事あるとかで朝から出掛けていた。
こんな日は唯たちがいたら、四人でだらだらと過ごす事も多いんだけど、今日は二人きり。
たまには大事だよね、それも。うん。

今日は一日このままで…とか私は思ってたんけど。
律は夜からバイトを入れてしまっているらしい。もう、ちょっとは休めばいいのに。
いつからそんな働き者になったんだ、おまえは。
そう私は内心でぶちぶち文句を言いながらも、もうすでに入っているものは仕方がない。
夜まではまだ時間もたっぷりある事だし、今の時間を楽しもうと思い直していた。

そんな風にして、私の部屋で音楽を聴きながら、のんびりとお茶とお菓子を楽しんでいた時、不意に律が聞いてきたのだ。澪、この前金持ちのイケメンに花束付きの告白されたんだって?…て。
それは花束を貰った日から一週間後の事。
ちょっと遅い気もするけれど、わざわざ聞いてきたくらいだからやっぱり気になるのだろう。
律に最初聞かれた時私はそう思い、ほんの少しだけ嬉しくなった。
…だって最近なーんか、放ったらかさしにされてる様な気がしてたしさ。

大学の門前、しかもあんなに人がいた場所での出来事だから、もう大学構内隅々にまで話は行き渡っていた。なので同じ講義を取っている子たちからはもちろん、他の子たちからもあれこれ質問されて私は非常に恥ずかしい思い出で一杯だった。

さらに中には「律ちゃんとは別れるの?」みたいな質問も多数あって、私は必死に否定するのにほとほとまいっていた。まあ、一週間もたった今では、さすがに話題はすっかり収まっているからそれはもういいのだけれど。ただいろんな子たちから聞かれる中、肝心の律が何も聞いて来ないことに私は多少不満だった。

確かにここ最近は取っている講義が別なのもあり、律のバイトが忙しいのもあってすれ違いが続きであまり話は出来なかったけれど。
律だって大学には出てる訳だから、次の日には話が絶対耳に入っているはずだ。
なのに律がそれを聞いてきたのは今日。…えらいタイムラグを感じるのは私だけ?

さらにようやく聞いてきたと思ったら、なんだかちっとも心配してないようだし。
と言うか、それほど興味もないけど、一応義理で聞いてますみたいな感じでさ。
「だからなんだよ」
なんだよ、もう。興味がないなら聞かなきゃいいじゃないか。
そう内心で呟いた後、私はよくわらかない怒りがこみ上げてきた。

「別に。あいかわらず澪しゃんはモテモテだなぁ、とか思ってさ」
それだけ言うと、律はさっきまで読んでいた雑誌を取り上げて読み始めた。
律のそのあまりにいつも通りの様子に、急激に上がった怒りはだんだん悲しさに変わっていく。
律は私が告白されても、何とも思わないのか…。

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