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いいなづけ -02- 大学生 秋山澪の場合【Last6】

Category : SS( いいなづけ 【Last-6】 )
それは寮に帰って唯と三人で話をした次の日の事。
「ムギ?」
また一緒に朝大学へと行く途中で、ムギはなんだかずっと思案気な顔を浮かべていた。
「どうかしたのか?」
そう私が聞くと同時に、ムギがハッと何か思い出したような表情を見せた。

「…あの人、そうだわ。うん、前にどこかで見たことあるわと思ってたんだけど」
「ムギ?」
「思い出したの、例の澪ちゃんに告白した、ね」
ムギは昨日私に花束を押しつけるようにして去っていったあの人に、以前一度会ったことがあるらしいのだ。
「え、そうなの?」
「ええ。あの人、うちと取り引きがある商事会社の御子息だわ」
「え、ご…ごしそく?」
なんだか聞き慣れない言葉…。

「ええ。以前家の関係で出席したパーティーで紹介されたわ」
どこかで見たことがるような…とずっと思ってたのよね。
片手を頬に当てながら、思い出せたことに満足しているのかムギはにっこりとほほ笑んでいた。
ムギの話では彼は年商ウン十億?の商事会社の長男で、現在は唯でも知ってる有名な一流大学に在籍し、成績も優秀、いずれは親である社長の跡を継ぐだろうともっぱら言われているらしい。

「大学生だけど会社の仕事も一部まかされている、て噂の実力のある人なんだって」
「へー、いわゆる将来有望な男性…てやつ?」
「そうね」
「ふーん」
あの人が?なんだかそんな雰囲気じゃなかったなぁ。
あんまり記憶ないけど、合コンではそんなに目立ってなかった…というか全然喋らなかったような。
この間だって、確かに車とか着てるものは高そうだったけど。
でもなんかそれがあの人と合っていないとういか、どこかアンバランスというか。

「ムギはあの人と話たことあるの?」
「ええ。でもほんのちょっとだけ。あのね、これは噂なんだけど…」
彼はとっても恥ずかしがり屋で、特に女性の前では固くなって無口になるんだって。
「それだけが玉のキズ…て、お父様が話してくれたのを覚えているわ」
「恥ずかしがり屋…」
「うふ。そこは澪ちゃんと似てるかも。」
「ムギ」
「ごめんなさい」
ほほ笑むムギにちょっと抗議するような視線を向けながら、私は内心ではほんの少しだけ彼に親近感みたいなものを持ってしまっていた。

恥ずかしがり屋かぁ。でも確かに合コンでもそんな感じだったかも。
私を含む周囲の女子と、ほとんど喋ってなかったもんな。

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ジャンル : 小説・文学

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