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いいなづけ -07- 大学生 秋山澪の場合【Last5】

Category : SS( いいなづけ 【Last-5】 )
もちろん梓には梓の希望があるから、無理じいは出来ないけど。
ただ私は梓はうちの大学に来るものだとばかり思っていた。
私たちバンドの事もあるけど、ここにはこ、恋人の唯が居るし。
いや、将来を決める大事な進路を、恋愛問題だけで決めていいという訳じゃないけどさ。
そう、よくはないと思うけど、でも私は…。

「ただあずにゃんは」
自身の進路を決めた頃の事を思い出していた私の耳に、唯の声が入ってきた。
「今はうちの大学を希望してるけど」
「けど?」
視線を下に向けながら呟くように話す唯の肩に、ムギがそっと肩に手をかけて話を促がす。

「でもまだわからないよ」
「え?」
「それって梓ちゃんがうちの大学が選ばず、別の大学を選ぶかもしれないていうこと?」
「そう………ん、まだわかんないけど」
ムギの言葉を一瞬認めようとして、でも即座に曖昧な返答をした唯の顔は少し苦しそうだった。
本当に何かあったのか、唯?

「唯、あの本当に梓と何かあっ…」
「あー、もうこんな時間。なんだか眠くなってきちゃったなぁー」
いかにもわざとらしく唯はそう言うと、うーんと両手をのばしながら欠伸の真似をした。
「ムギちゃん、ケーキは明日でいいや。私、もう寝まーす」
「唯ちゃん」
「おやすみ、澪ちゃん、ムギちゃん」
唯はそう言うとそそくさと立ち上がったかと思うと、いつもののんびりした雰囲気はどこへやらの機敏な動きで、私の部屋を出て行った。

「…逃げた」
「何かあったのかしら、心配ね」
思わず呟いた私の後に、ムギの心配そうな声が続いた。
唯の話を聞くつもりだった私たちは、残念ながら核心は聞き損ねてしまったようだ。

「友達だからと言って、無理に聞くのは憚られるけど」
「でも少し残念だな」
なんだか少し釈然としない空気が二人を包んでいた。
多分唯は律には話をしただろう、なのになぜ私たちには話せないのだろう?
まあでも昨日の様子では、律が強引に聞きだしたのかもしれないけど。

それにしても梓が、うちの大学を受けない可能性もあるのだろうか。
それはもちろん彼女が決めることだけど、そうなったら私としてはやっぱり悲しい。

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