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いいなづけ -06- 大学生 秋山澪の場合【Last5】

Category : SS( いいなづけ 【Last-5】 )
「てゆうか、本当に知らないよ、私」
唯が珍しく真顔になってそう答える。
私もムギもこれ以上は無理かな、と互いの目を合わせて確認しあった。
「だからムギちゃん、ケーキちょーだい」
何がだから、なのかは知らないが。
唯はわくわくとした表情を見せながら、ムギの前に手を差し出した。

「そうね、唯ちゃん。意地悪してごめんなさいね」
「いいよ、いいよー」
「あ、でもね、唯ちゃん。律ちゃんバイトのお話とは別にね」
この間唯ちゃんは律ちゃんと二人で何のお話をしてたか。
「そっちを教えてくれたら、ケーキだけじゃなくて美味しい紅茶もつけちゃうんだけど」
一旦軽く頭を下げたムギは、下げた頭を上げると同時にパチンと両手を揃えてそう聞いてきた。

「ふぇ?」
鳩が豆鉄砲喰らった顔て、きっとこんな感じだろうなあと唯を見て思う私。
「澪ちゃんから聞いたんだけど」
驚く唯に畳みかけるように話を続けるムギ。
「昨日唯ちゃんがちょっと落ち込んだ感じで、帰って来た律ちゃんと二人きりで何かお話してたんでしょう。何かあったのかな、て私も澪ちゃんも心配なの」
ムギの視線を受けて、私はうんうんと顔を頷かせた。

「もちろん唯ちゃんがどうしても話したくないて言うなら、私たちもこれ以上は聞かないわ。」
そう言うとムギは唯を目を見つめながら優しく微笑んだ。
ムギの言う通り、話を聞きたいのは山々だけど無理じいはしたくない。
「それは…」
「もしかしてだけど。梓と何かあったのか、唯」
一瞬躊躇ったものの、私は思い切ってそう聞いて見ると唯の肩がピクっと揺れた。ビンゴだ。

「梓ちゃんと喧嘩でもしたの?」
「…」
ムギが優しくそう聞いても、唯は無言のまま。
どうやらそうみたいだけど、原因は何だろう?
「…あんまり言いたくないなら無理には聞かないけど、もし本当にそうならその…早く仲直りしなよ」
「うん…」
「いろいろ事情があるんでしょうけど、梓ちゃんは受験生だし、これから大事な時期だから」
「うん…」
私たちの話にどこか虚ろに答える唯。もしかして結構深刻?

「来年梓がうちの大学に入ってきたら、放課後ティータイム復活ライブしなくちゃだし」
なんだか部屋が暗い雰囲気になってきたので、極めて明るくそう言った私だったけれど唯は無反応だった。
「もしかして梓ちゃん、うちの大学を志望していないの?」
ムギが心配そうな表情を浮かべながらもそう聞いたのに対して、唯がすぐに首を横に振ったので私はほっとした。

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ジャンル : 小説・文学

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