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いいなづけ -04- 大学生 秋山澪の場合【Last5】

Category : SS( いいなづけ 【Last-5】 )
「は、はい?」
必死にこみあげる笑いを堪えながら、私は何とか返事をした。
「この間の飲み会で初めて合った時に、ひ、一目惚れしました!」

い、いきなりおおお付き合いとかは言いません!
あの良ければ、お、お友達からお願いします!

先日の合コンで一言だけ会話を交わした相手から、いきなり告白された私は思わぬ事態に、先程までこみあげていた笑いが完全にひっこんでしまった。
硬直する私の耳に後ろから、先程よりまた大きくなった悲鳴?歓声が否応無しに響いてくる。

むせるようなバラの香りが鼻をくすぐる中、目の前の男性の顔も真っ赤になっているのに私は気付いた。確かこの間の合コンで、男性は全員どこかの大学サークル仲間だと言っていたから、この人も私と同じ大学生なんだろうけど。
なんだか今どきの大学生ぽくないというか、純情そうな人というか…。
もちろんそう思う私だって、彼に負けないくらい顔が紅くなっているだろうけど。
それにしても、なんてゆうか。

…本当に昨日から、なんだか驚かされてばかりだな、私。

***

「澪ちゃん、今日大学でプロポーズされたんだって!?」
「…プロポーズではなかったけど」
楽しそうにそう聞いてきた唯に、私はとりあえず否定しておいた。
男性から花束を渡された夜。寮の私の部屋には唯とムギが来ていた。
当然話題はそれで持ち切り。

あの後、男性は急な事に体を硬直させながらも、何とか気を取りなおして花束を返そうとした私に何度も「すいません、すいません」と謝りながらも再度強引に花束を渡すと、ものすごく顔を真っ赤にさせながら逃げるように車に乗り込んで行ってしまった。

「とても素敵なシーンだったわ」
ムギがのんびりとそう言いながら、私と唯にお茶を出してくれた。
「ム、ムギ」
「へー、そうなんだ」
私も見たかったーと言いながら、唯はお菓子を手に取る。
「素敵って。困るよ…」
そう困る。何度も言いますが私には一応「いいなずけ」がですね。

「その人、律ちゃんの事知らないのかな?」
「え?さあ、どうかな」
唯に聞かれてふと考えてみる。多分知らないと思うけど。
「どうかしらね。知っているのかもしれないけど」
「知っていて、それでも澪ちゃんに告白してきたんなら、結構本気だよねー」
人の気も知らず、お茶を片手にのんびりと楽しそうな二人。

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ジャンル : 小説・文学

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ジャンルは『けいおん!』律澪
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