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いいなづけ -10- 大学生 秋山澪の場合【Last4】

Category : SS( いいなづけ 【Last-4】 )
「うーん…」
なんだかはっきりしないな、と私は内心で思っていた。
もしかして、「フラレた」とムギが思うには、まだ早いような気もするけど。

「それにしても信じられないよ」
ムギをフるなんてさ。
「唯や律が毎朝目ざまし無しで起きれるようになるくらい、あり得ない話だよ」
「クス、そうなの」
「そうだよ。前はもっとひどかったけどね。唯の事とやかく言ってる律だって最初の方は私が起こしに行かなかったら、多分午前中の講義は全部遅刻に…」
て、そんな話をしている場合じゃないことに気付いた私は、慌てて話を止める。

「相変わらず仲が良いわね、澪ちゃんと律ちゃんは」
やっぱり「許嫁」だからかしらね、と言いながら、ムギは少し笑っている。
「あ、その。…ごめん」
フられたと言って落ち込んでいるムギに、今ここで話す事じゃなかったのに。
すぐにそう思った私は、申し訳ない気持ちになって軽く頭を下げる。

「あら、いいのよ、澪ちゃん。二人の話を聞くのはとっても楽しいし、それに私の趣味も入ってるから…」
「へ?趣味?」
「あ、なんでもないのよ。とにかく心配しないで、澪ちゃん。私は大丈夫だから」
ムギはそう言うと、いつもの優雅な動作でティーカップを口元に持ってくる。

「うん。…とにかくムギ、これは私の勝手な意見だけどね」
「ん?」
ムギは軽く紅茶を少し飲むと、ティーカップをお皿に戻しながら聞き返す。
「まだフられたかどうか、はっきりしてないような気がするな」
「そうかしら?」
「うん。何となくだけど。ねえ、ムギはその人とはもう会わない気なの?」
「…どうかしらね」
ムギは視線をティーカップの中にある紅茶に向けながら、少し考え込むようした後でそう答えた。

「もし、ムギがそれでいいならいいんだけど」
「…」
「でもまだ納得出来ていないなら、もう一度話をしてみてもいいんじゃない、かな…」
そう言いつつも、それが本当にムギにとって良いことなのか、私はどうにも分からなくて何となく語尾が小さくなっていってしまう。

「…そうね」
ムギは最初少しだけ黙っていたけれど、しばらく視線を窓に向けた後で囁くようにそう言った。

To be continued…

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