スポンサーサイト

Category : スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

いいなづけ -08- 大学生 秋山澪の場合【Last4】

Category : SS( いいなづけ 【Last-4】 )
「そうなるんじゃないかな、てわかってた処もあるし」
「え、そうなの?」
「ええ。その、…変な処で真面目な人だから」
真面目な人だから、ムギをフる?…わ、わからない。

「えーと、その人とはいつ頃出会ったの?あ、誰かとは聞かないけど…それは聞いてもいい?」
遠慮気味に私がそう聞いてみると、ムギはそれには答えてくれた。
そしてそのムギの答えに私はまた少し驚いた。
「え?高校生の時?」
「ええ…」
ほんの少しだけバツが悪そうに答えるムギを、私はマジマジと見つめてしまった。

「へー。全然そんなのわかんなかったなー」
「ごめんなさい。私、黙ってたから」
「いや、別に謝る事じゃないけど…」
申し訳なさそうにするムギに、私は慌ててそう答えた。
いやー、でも本当に全然気付かなかった。

「そっか。でも相談してくれても良かったのに」
「そうね。ただ高校生の頃はまだ自分自身の気持ちがはっきりしてなくて」
そう言ったムギは、目の前にある紅茶をスプーンでゆっくりとかき混ぜていた。
ムギの話では、高校卒業後に何度その人と会ったらしい。
そこらへんから自分の気持ちがはっきりしたのだとか。

「それで昨日も一緒に食事をしていたのだけど…」
ムギは昨日、今日ここで告白しよう…と考えていた訳ではなかったらしい。
食後お茶を飲んでいる途中で、なぜか不意にそう言ってしまったのだとか。

「でも、その人は本気にしてはくれなかったみたいで…」
もしくは私が本気とわかっていても、うまくはぐらかしただけなのかもしれないけどね。
そう言ったムギの表情は今度は憂いではなく、少し悲しそうだった。

「え、その人はどう返答したの?」
「えーと、大人をからかってはいけない、とか。そんな感じだったかしら」
「なんだ、それ」
女の子が真剣に告白しているってのに、なんだかバカにした返答だなぁ。
ムギの話を聞いて、私は内心憤りを感じていた。

「大体からかわれてるとか思う方が…ん?ムギ、その人年上の人なの?」
「え、う、うん…」
私の質問に、何となく歯切れの悪い答え方をするムギ。

関連記事

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

Comment

非公開コメント

プロフィール

書き人知らず知らず

Author:書き人知らず知らず
ようこそお越しいただきました。
こちらはけいおん二次創作SSサイトです。

ジャンルは『けいおん!』律澪
律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

百合的要素を含みますので嫌いな方や都合の悪い方は見ないことをお勧めします。

当サイトはリンクフリーですのでリンクをしていただけると嬉しいです。相互リンクもよろしければ大希望です。

当サイトはまんがタイムきらら原作、アニメ「けいおん!」中心の非公式サイトです。
原作者様、出版会社様、制作会社様とは一切関係ありません。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
けいおん時計
リンク
ランキング

FC2Blog Ranking

RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。