スポンサーサイト

Category : スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

いいなづけ -07- 大学生 秋山澪の場合【Last4】

Category : SS( いいなづけ 【Last-4】 )
今朝、大学に行く途中でムギと約束した通り。
今日の講義が全て修了した後、私たちは大学近くの馴染みのカフェに二人して入った。

最初は講義の内容や他のたわいもない話を軽くした後、ムギは今朝言った通り昨日あった事を私に教えてくれたのだが、「実はね…」の後から続いた話を聞き終えた瞬間、私は飲んでいた紅茶を吹き出しそうになった。

「え!?ゴホ、そ、それゴホは本当に…」
慌てて聞き返そうとしたのがいけなかったのか、紅茶が喉に詰まってうまく喋れない。
「だ、大丈夫、澪ちゃん?」
「し、失礼しました。ゴホ。…も、もう大丈夫だから」
正面、向かい合って座るムギがハンカチを差し出そうとするのを、私は手を軽く上げて止めた。

「ちょっとびっくりしちゃって…」
軽く水を飲んで落ち着いた私は、素直な感想を口にした。
「そんなにびっくりする事だったかしら…」
片手を自分の頬に当て、可愛らしく首を傾げるムギを見ながら私はふぅと息を一つ吐く。
「そりゃ、驚くよ。だ、だってムギが、ムギが…」

いつの間にか誰かに告白してて。で、結果フラれちゃいましたー。

「とか言われたら、そりゃ驚くよ…」
水が入ったグラスをそっとテーブルに置きながら、私はやや脱力気味にそう言った。

ムギの話は私の予想完全に斜め上をいっていたというか、まさか恋愛問題だったとは。
「そ、それで一体なんでそんな事に。いや、それより相手は一体誰?」
てゆうか、今までムギ自身がその手の話を私たちにしたことがあったっけ?…いや、ないな。
どちらかというとムギは私や律、唯や梓の仲を温かく見守ってますポジションに居るような感じで、彼女自身の恋愛話を聞いた事はない。

「相手は…そのまだ言えないんだけど」
「え?言えない?」
言えない相手?え、なんで?つーか、誰?
「その、ちょっと事情が…。あ!別に変な意味じゃないのよ」
「う、うん」
「とりあえず、今はまだ。と、いうか私はその…フラれちゃった訳だし」
そう言ってムギは視線を私から逸らすと、少しだけ今朝見た憂いの表情を浮かべる。

「…ムギ」
「あ、大丈夫よ、澪ちゃん。昨日はちょっと落ち込んじゃったけど、今はもう」
心配そうな表情を浮かべた私を気遣ってか、ムギは笑いながら手を軽く振ってそう言ったけれど、やっぱりどこか無理しているような気が私はした。

関連記事

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

Comment

非公開コメント

プロフィール

書き人知らず知らず

Author:書き人知らず知らず
ようこそお越しいただきました。
こちらはけいおん二次創作SSサイトです。

ジャンルは『けいおん!』律澪
律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

百合的要素を含みますので嫌いな方や都合の悪い方は見ないことをお勧めします。

当サイトはリンクフリーですのでリンクをしていただけると嬉しいです。相互リンクもよろしければ大希望です。

当サイトはまんがタイムきらら原作、アニメ「けいおん!」中心の非公式サイトです。
原作者様、出版会社様、制作会社様とは一切関係ありません。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
けいおん時計
リンク
ランキング

FC2Blog Ranking

RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。