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いいなづけ -06- 大学生 秋山澪の場合【Last4】

Category : SS( いいなづけ 【Last-4】 )
「うーん、そうだと私も思うんだけど」
唯だって梓には、自分と同じ大学に来て欲しいと誰よりも思っているはずだ。
だからなんだかんだいっても、応援はしても邪魔をするような真似はするわけないと思うけど…。

「とにかく今日もし唯ちゃんが良ければ、話を聞かせてもらいましょう」
もし何か理由があって私たちに話せないなら、唯ちゃんが話してくれるまで待つしかないけど。
ムギの言葉に私も無言で頷いた。ま、無理に話をさせる訳にはいかないしね…あ、そーいえば。
「ムギ」
「何?澪ちゃん」
「あのさ、その、良ければでいいんだけど」
「え?」
「その、…ムギも昨日何かあったの?」
私は唯もさることながら、昨日のムギの様子も何となく気になっていたのだ。

朝会ってすぐに「体調は大丈夫?」と尋ねると、ムギはもう、大丈夫と笑って言っていたけれど。
「その、何となく体調だけじゃないような、…何かあったのかなーと思って」
なんとなく聞きずらいけど。私は思い切ってそう言ってみた。
唯と同様、無理に聞きだしていいことだとは思わない。
だからムギが言いたくなさそうだったら、この話題はすぐに切り上げよう。
そう思いながら、私はムギの返事を待った。

ムギは私がそう聞くと一瞬複雑な表情を浮かべた。憂いを帯びた、とでもいうのだろうか。
そのまま少し考えこむように、視線をやや下に向けたまま歩く。
「あ、いや。言いたくなかったら別に」
「ううん。大した事じゃないのだけど。…そうね、澪ちゃんには聞いてもらおうかな」
僅かに躊躇った様子を見せたムギだけど、すぐに笑顔を見せてそう言うと、今日の講義が終わった後でもいい?と聞いてきた。
私は「もちろん」とやや強く返答した後、なんでも聞くからねと付け足しておいた。
ムギは大したことじゃないと言ったけれど、何となく私にはそうは思えなかったからだ。

「ありがとう、澪ちゃん」
そう言ったムギの表情からは、先程の憂いを帯びた雰囲気は一切消えたように見えた。

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ジャンル : 小説・文学

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