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いいなづけ -02- 大学生 秋山澪の場合【Last4】

Category : SS( いいなづけ 【Last-4】 )
「律、今帰ってきたのか?今日はバイトは…」
なんだか久しぶりに会ったような気がする。
そう思った私はほんの少しだけ胸をドキドキさせながら、早く帰って来た律に話しかけようとした。
だけど律は早口で「ただいま」と言うと私の横を通り抜け、そのままずんずん歩いていく。

「ちょ、律?」
律の後を追って私が再度後ろから声をかけたが、「悪い、ちょっと」と律はそれだけ言ったかと思うと、唯の部屋の前でピタリと止まった。
「唯に用でもあるのか?」
唯なら今部屋に居ないけど、と私が言う前に律は唯の部屋のドアを手で叩いた。
「おい、唯!」
叩きながら部屋の中に唯がいるかのように声を上げる律。

「律、だから唯は今は…」
「居るよ」
私の声を遮って律は短くそう答えると、また数度ドアを音を立てて叩く。
「こらー、唯!居るのわかってるんだぞ!」
律がそう言っても部屋の中からはなんの反応もない。
先程私が唯の部屋をノックした時と同じだ。
「唯!話があるから開けろ!何の話かはわかってるんだろ!」
律はそれだけ言うとドアを叩くのを止め、腕を組んでドアをじっと見詰めた。

「おい、律…」
私が律の肩に軽く手を触れながら話す途中で、すーと静かに目の前のドアが開いた。
「…りっちゃん」
ドアの隙間から何ともばつが悪そうに、唯が俯きながら出てきた。
「やっぱり居たな、唯」
話があるんだ、と言いながら律はドアの端をしっかり手で押さえている。
ほんの少し唯は黙ったままだったけれど、観念したようにドアを開けて律を中に入るように促した。

「唯…」
さっき私が部屋のドアをノックした時は、まったく人の気配を感じさせなかったけど。
本当は中に居たんだ。なのになぜ出なかったのだろう。
お風呂に入ってたとか、眠っていたからとか。
普段なら私もそんな処かな、と思えるのだけど、今の唯の様子を見ているとそうではないことくらいわかる。なぜかはわからないけれど、唯は故意に居ないふりを装ったのだ。

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ジャンル : 小説・文学

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