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「Y・O・Iパロ」SS第五弾「傭兵」08

Category : 【5】傭兵
「一週間ってどこへ行くの?何を…またどこか戦いに行くの?」
「…ここから少し離れた街にある鉱山にモンスターが出たらしい」
朝一番に街の中心地に向かった私はそこで傭兵の依頼や、賞金首の情報などを集めてその情報売っている情報屋から話を聞いていた。

どこの街にもこの手の情報屋は必ずいる。
多少危険でも実入りのよい仕事はないかと聞くと、この街から二十キロ程離れた小さな街の鉱山にモンスターが現れて、もう何人かが犠牲になったという事だった。
詳しく聞いてみると、報酬額は悪くなかった。

「…しかしそんな小さな街の鉱山とやらが、充分な報酬が出せるのかな?」
「いやいや、規模は小さいながらも良質の鉱石が取れるらしくてなあ」
その街を管轄する国の方でも力を入れている鉱山なので、モンスターなんぞに邪魔されちゃたまらんってけっこう力入れているらしい。報酬も街からだけでなく国が出すそうだ。

「でもけっこう強い奴らしいぜ。まあさすがにドラゴン…とかじゃあないらしいが、それに近い眷族とかなんとか」
私はポケットから金貨を一枚取り出し、情報屋の目の前に投げた。
「その情報買うよ。もっと教えてくれ」
毎度あり~と言いながら、嬉しそうに金貨を握った情報屋からその街までの行路、現在まで収集してきた情報を聞く私には、なんのためらいも気負いもなかった。
今までどおり、仕事をこなすだけだ。今度も必ず生き残って。

***

「モンスター退治…」
ミオは私の背中に抱きついたまま小さく呟く。
傭兵稼業や賞金首狙い以外にも危険な仕事はある。
その内の一つが、時折出現するモンスターを倒すモンスターハントだ。
仕事の数はけっして多くはないが、時にはかなりの稼ぎになる。

「たいした事じゃない。私は何度かしてる」
私の言葉にびくっと体を震わせるミオ。
「心配ない。一週間ほどで戻るから」
そう言って私はお腹にある彼女の手を静かに離す。
「リツ…」
後ろからは、今にも泣きそうなミオの声。

「ミオ、泣かないで。大丈夫だから」
「い、やだ、よ…、リツ」
「大丈夫、大丈夫だから」
そう言うと私は振り返り、精一杯優しく彼女を抱き締めた。
ミオの柔らかくて温かい体を体一杯に感じながらも、私にこんな事をする資格があるのだろうかと考えてしまう。

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